1週間限定で、スイス国営放送(SF)の6時のニュースが12才の子供たちによって放映されました。レポーターもアナウンサーも子供たち。いつもは大人のプロの人たちがやることを子供たちがやるわけです。プロのジャーナリストが指導し、また深刻な事態が起きれば、編集者が直接介入するというサポート付です。

2009年9月9日、水曜日の話題は『結婚』。999という数が並ぶ、特別な日ということで結婚する人が多かったと子供たちは伝えました。「19分毎にカップルが戸籍役場に入って行き、書類上の結婚式を終えて出てきます」というのが、子供レポーターの報告。結婚する理由は「子供が欲しい」「一緒に住みたい」がほとんどを占めていました。これに対して、ある子供アナウンサーは、「子供も、一緒に住むことも、結婚しなくてもできること。彼らにとっては結婚が最も素晴らしいもののようだけど、なぜ結婚するのか私達には不思議に思えてしまいます」と辛口コメント。これが、代表的なスイス現代っ子の考え方なのかもしれません・・・。

なお、スイスの日刊紙、ターゲス・アンザイガー(Tages Anzeiger)によれば、月曜日の視聴率は26%、火曜は33%と高視聴率だったようです。日本もこのスタイル、真似てみると面白いかもしれませんね!