人気ゲームメーカーとして名高いジャレコの名物社長・加藤社長が、違法性が高いとされているゲームコピー機器『R4』(マジコン)を店で探したものの、発見には至らなかったことが判明した。これは加藤社長と親交が深い人物に加藤社長がコメントしたもので、これにより加藤社長はマジコンを所有していないことが判明した。
そもそも加藤社長はゲームに関してあまり詳しくなく、かつて遊んだことがあるゲームも数えるほどしかないという。好きなゲームは『ストリートファイター』シリーズのようで、かなりの腕前だという。ジャレコなのにカプコンのゲームが大好きとは……。ちなみにジャレコのゲームで好きなものは特にないという(今後発売される新作は別として)。
話をマジコンに戻すと、加藤社長がマジコンを探した場所はタイの首都バンコクの電気街なのだとか(親交が深い人物 談)。どんなものか興味があったので探してみたが、ついに売っている店を見つけられなかったという。親交が深い人物が言うには「マジコンを売っていたとしても社長は買わなかったと思いますよ。けっこうしっかりしている人なのです」とのことで、あくまで売られているかどうか調べただけのようである。
タイは多くのマジコンが売られている街として有名で、加藤社長は偶然マジコンを発見できなかっただけと思われる。ゲームメーカーとしてマジコンは大きな敵であり、企業を傾けるほど市場に大ダメージを与えかねない存在である。そういうことを考えると、ゲームメーカーはマジコンでゲームが起動しないようにプロテクトをかけるなどの対策をする必要がありそうだ。
ジャレコの今後のニンテンドーDS作品は、マジコン対策をしていくのだろうか? とても気になる部分だが、とりあえずは世間をアッといわせるほどのおもしろいゲームを開発し、そしてヒットへと導いて欲しいものである。ジャレコは近い将来、発売ハード未定のゲームソフト『WiZmans World(ワイズマンズワールド)』の発売を予定しているが、コピーされることのない、面白いゲームになることを祈りたい。
そして、加藤社長がマジコンをその目で見る日が来るのだろうか? その部分にも注目していきたい。