大人気サスペンス漫画『DEATH NOTE』には、主人公のライバルとしてLという名探偵が登場する。彼は主人公に敗れ、死ぬ間際、「やはり・・・私は・・・ 間違って・・・・・・・・・なかった・・・ が・・・・・・ま・・・・・・」 という台詞を残した。「ま」の後に彼は、一体何を言いたかったのだろうか。死んでしまったため、続きがわからないのがかなりもどかしい。

デスノートファンが続きを推理した、『VIPワイドガイド – 結局Lの最後の「が……ま……」の意味って何だったの?』という記事でのやりとりには、「やはり・・・私は・・・ 間違って……なかった… が……ま…いっか……」という愉快なものや、「や「が」み月……お「ま」えが……」というそれっぽいものが見られた。しかし、どちらも正解では無さそうだ。ただ、この記事でのやりとりの中に、核心を突いているものがあった。それは、「やはり…私は…間違って……なかった…が…マジレスするけど、普通に13巻で大場つぐみがインタビューで答えてるよ」というものだ。もちろん、これが正解なのではなく、『DEATH NOTE』13巻に書いてあるという意味である。

その13巻によると、続きは「が…ここは負けか…」という解釈が有力であるらしい。これは、Lの後継者の登場を示唆しているとのこと。有力であるらしいと書いたのは、これが原作者のコメントではなく担当者のコメントだからである。原作者の大場つぐみさんは、「読者の想像に委ねる」と明言しないままのようだ。だが、これがわかっただけでもかなり嬉しい。

また13巻には、Lのプロフィールも掲載されている。本編では明らかにされなかった本名がわかるというわけだ。(※映画『L change the world』では明かされている)このプロフィールによると、本名は「エル=ローライト(L. Lawliet)」。Lはそのまま頭文字ではなく、本名だったのである。Lark(ラーク)とかLeon(レオン)辺りを推測していたため、一文字の名前という事実には驚いた。それでも、一文字では無い名前だった場合、どれもきっとピンとこなかっただろう。更に驚くべきことがある。それはLが、1979年生まれというところだ。

2004年に死亡したため、享年25才。本編では大学入学していたが、日本だと学部の卒業はしている年齢である。ただ、年齢がわかっても、あまりスッキリしないのは何故だろう。年齢不詳キャラだったからだろうか。ちなみに筆者は、ちょうど享年と同い年。Lのように、デスノートで死ぬ可能性は万に一つも無いが、ちょっと複雑な気分である。

■参考
『Yahoo!知恵袋 – 漫画版デスノートでのLの最期のセリフ、「やはり・・・私は・・・間違ってなかった…』
『Lの本名』

記者(藤岡あかね)