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子供の頃、ヤンキーに絡まれたり犬に追いかけられたりなど、誰でも1度や2度は “恐怖” を味わった経験があるだろう。先日6月6日は、新約聖書「ヨハネの黙示録」に登場する「獣の数字・666」にちなんで『恐怖の日』だったのだが、私(りょう)はある場所でまさに猛獣たちに恐怖のどん底へ叩き落された。

あれはロケットニュース24へ初出社した時のことだ。今でも当日のことを思い出すと足元が震え、冷や汗が止まらなくなる。しかし「トラウマから逃げ続けてはダメだ」と勇気を出して記憶を辿ってみることにした。新人としてのハツラツとした気持ちをも奪い去った、あのヤバすぎる朝の出来事を……!

・緊張の初出社

新たな期待を胸に初出社すると、すでにロケットニュース24 & Pouch編集部の全員が勢ぞろい。「初日からやっちまった……」といきなり大きな緊張に襲わて吐き気を覚えたが、すぐに恒例となっている “朝礼” が始まるということで我慢。とりあえずみんなの真似をして並んでみた。

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・中澤記者の夢に絶句

軽い自己紹介を終え「最高の記事を書くための五箇条」を読んでいる時は、率直に「活気のある素敵な会社だな」と思っていた。だがしかし、中澤が夢を叫び始めた瞬間から何かが狂い始めたのだ……。

「僕はミュージシャンですがァァッ、CDが全然売れませんッッ!! なァァんで売れへんねんッッ!! なのでェCDを100万枚売ってェェッ! 僕はお金持ちになってェェッ! 森下悠里とも付き合ってェェッ! 友達もいっぱい出来てェェッ! 六本木ヒルズに住みたいと思いますゥゥゥッ!!」

エーーーッ!? チョッ、チョッ朝礼ってこんな感じなの!? 夢の本気度ハンパねぇ!! 詳しくは動画を確認してほしいが「夢を語りたい人!」で挙手する中澤の迫力は異常である。出社してまだほんの数分……この状況を目の当たりにしたら誰でも不安になるだろう。「これが毎朝行われるのかぁ」と思うと若干意識が遠のいた

続いてGO羽鳥の “挨拶訓練” も危険度MAX。「ごちそうさまですッッ!!」「いただきマンモスッッ!!」って……。「アッシェ オレンッッ!!」に至っては、もはや何語すらかも分からない。このノリについていけるかという不安と恐怖に襲われ……また吐きそうになった

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・英語地獄

朝礼だけで心が折れそうだったが、それにも増して「英語公用語化」はまさに悪夢。自慢じゃないが私は英検4級である。それなのに英語で社内の案内をされるなんて……。もはやYoshioがマグカップと水飲み場を説明するくだりなんて全く覚えていない。吐き気を通り越して失禁しかけてた。「ママーッ! 助けてーーツ!!」そう心の中で何度叫んだことだろう?

・ネタばらし

そして棚のBOXを開けてようやくネタばらしになったわけだが、実はあのとき何がドッキリだったのか気づいていなかった。というより、あまりの恐怖と緊張状態で思考回路が完全に停止。「これは全て夢‼」と現実逃避していたと思う。ハッと意識を取り戻した時、私はベランダで遠い空を眺めながらタバコを吸っていた……。

初出社して2分で死ぬほどの恐怖を味わい、このロケットニュース24がどんなに危険な場所なのか私は身をもって知った。そう、ここは猛獣たちの檻の中なのだ。次はいつドッキリを仕掛けられるのか……私はその恐怖に怯えながら仕事をしている。

Report:りょう
Photo:RocketNews24.

▼何度見ても恐怖が甦る……