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私(佐藤)はこれまでで1番並ぶお店に、今日(2016年2月9日)、遭遇した。iPhoneなどの数日間並ぶ行列を除けば、最長になる1時間半も並んだのである。

目当ての商品は、カレーライス。200円という驚きの価格で、高コスパなのではないか? と期待したのだが、まさか1時間半も並ぶことになるとは。かえってコスパ悪すぎたッ!

・東京1号店

お店は1月27日に東京・足立区竹ノ塚にオープンした、原価率研究所である。このお店は新潟に店舗展開するお店の、東京第1号店である。最近テレビで紹介されたらしく、お店にたどり着いた12時5分頃の段階で行列ができていた。

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・店前に10人、店中に20人も待ってる!

行列と言っても、テイクアウトがメインのカレー屋さん。ご飯盛って、ルウをかけて終わり。ドンドン回転するのかと思いきや、列が全然消化されない。並び始めた時に店前に10人程度が並んでいたのだが、実は店内にその倍の人数が待っていた。何でよ!? ご飯盛ってルウ盛って、終わりじゃないの?

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・スタッフ1人……

実は1個200円という低価格のため、誰もが3個とか5個とか注文するので、人数分のカレーを提供している訳ではなかった。しかもスタッフは1人。どんなにがんばっても限界がある。

さらに、尋常ではない量のライスを準備しておかなければならない。キッチンには家庭用の炊飯器が8台あったが、それでもやっとといった感じ。ご飯を炊きながら盛り付けをしなければいけない様子。

・ようやくたどり着いたのは、普通の味……

結局並び初めて30分で店内に入ることができ、そこからさらに1時間かけて、カレーの注文にたどり着くことができた。ヘトヘトになって買ったカレーの味は! ……普通。いたって普通、とり立てて特徴のない味。激ウマではない、だからと言ってマズイ訳ではない。家で食うのより、ほんのちょっとだけ良い感じ。お店の貼り紙によると、この普通の味を目指して、研究されているのだとか……。

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・200円のために1時間半……

そうなんだ~……。そうだよね~、200円だもん。欲を言ってはダメだよね~。でも……、あえて言わせてもらおう。200円のために1時間半並び、普通の味にたどり着くくらいなら、私はコンビニに駆け込み、倍の金額を払って普通のカレーを食べたい。

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・価格よりも時間が大事なときだってある

原価を考慮すると人件費を割けないのはわかるけど、せめて忙しい時間は2人体制にして、もっと手軽に購入できるようにして欲しい。時間は価格を超える価値を持つことだってあるんだから。正直200円でも高いと感じてしまった。

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・今回訪問した店舗の情報

店名 原価率研究所 竹ノ塚店
住所 東京都足立区東伊興3-4-16
営業時間 11:00~20:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼1時間半並んでゲットした200円カレー
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▼一応鶏肉も入っている
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▼激ウマではない。家で食うカレーよりも、ほんのちょっとだけ美味しく感じた
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