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一昔前の病院といえば白ばかりが目立つ殺風景な場所だった。だが、最近では内装も患者がリラックスできるようなデザインに変わり、また様々なサービスが行われるようになった。

今、中国のある病院が行った新しい試みが注目を浴びている。なんと、病棟内に「セックスルーム」を設置。しかもその内装や備品はどう見てもラブホテルだと話題となっている。

「セックスルーム」を設置したのは、湖北省・武漢市にある送子鳥病院だ。まずは気になる病室を見てみよう。

部屋は全て全体的にピンク色だ。部屋の中はハートやお花で飾られている。そしてフカフカのソファやベッド。そのベッドを薄いレースで作られた天蓋(てんがい)が覆っている。なかなかドリーミーな作りである。

だが、部屋の備品を見てビックリ! なんと各種アダルトグッズがそろえられている。しかも、ナースやキャビンアテンダントの制服などコスプレ衣装も完備だという。また、道具だけではなく、謎の首輪のようなものが数本ぶら下がっている部屋もあるのだが……。

むむむッ、これは一体……なぜこんな部屋が病院内に!?

実は、送子鳥病院は不妊治療専門病院だ。この部屋は不妊症に悩む夫婦のために提供される特別室なのだという。セクシーな環境から夫婦に刺激を与えるというのが狙いだ。院長の王盛東氏は、

「知らない人が多いのですが妊娠とはテクニックが必要なものです。映画やドラマの演出のように簡単なものではありません。

精子の寿命は3~5日、卵子にいたっては12時間です。適切な時間、適切な場所、そして適切な環境での精子と卵子の出会いが健やかな赤ちゃんを育みます。夫婦2人の食生活の見直しも妊娠の助けになるのです」

と、語っている。入院中は病室の環境で刺激を与えるだけでなく、医師からマンツーマンでレクチャーを受けることもできる。子宝に恵まれなかった中国の有名作家もこの病院で夫婦で指導を受け、見事に夫人が妊娠したという実績もあるそうだ。

このニュースに現地メディアのキャスターも「不妊治療の一環だと考えると理解できます。しかし部屋だけ見るとちょっとアレですねぇ」とコメント。なお、こちらの特別室は一泊580元(約8200円)と中国の物価から見ると高めである。日本では出てこない発想だが、この病院の取り組み、あなたはどう思う?

参照元: 商都網華声之線(中国語)

▼こちらが特別室の映像

▼中の様子

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▼コスプレ衣装など様々なグッズも完備

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▼これは……?

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