未曾有の被害となった東日本大震災。まもなく地震が起きた3月11日から一カ月が経とうとしているが、直接的な被害ではなく、間接的な二次災害に悩む被災地の方々も多いようだ。

そのひとつが、日本有数の酒どころ・岩手県の日本酒蔵元。自粛ムードにより経済的な二次被害を受けているのだという。

動画サイトYouTubeには、岩手の日本酒「あさ開」、そして「南部美人」の蔵元さんからのメッセージ動画がアップされており、「自粛よりもお花見を」と呼びかけている。このまま自粛ムードが続き、お花見も中止になったりすると、必然的にお酒の消費も少なくなり、お酒を造っている日本酒蔵元も経済的な二次災害を受けしまうというのだ。

自身の蔵も直接被害を受けたという「南部美人」の五代目蔵元・久慈氏は、「義援金や物資は本当にありがたい」、「酒を飲んでいる場合ではないというのが東北の現状」としながらも、経済的には「自粛をしてもらうよりも、お花見をしてお酒を消費してもらうほうが、ありがたい」と語っている。

負けるな岩手! 負けるなニッポン!

参照元:Youtube HanaSakeNippon