ネットで彼女募集を開始した佐藤記者。応募開始から約1ヶ月が経過しましたが、残念ながらほとんど申し込みがない有様です。性格的には温厚で人当たりも良く、記者仲間からも親しまれているのですが…。そんな彼が再び編集部に姿を現しました。「こんなのご存知ですか?」と切り出した彼は、パフュームが定義するイケメン4大要素を持ち出し、「この格好したら、応募来ますかね?」と言うのです。

そのイケメン4大要素とは、「黒ぶちメガネ」、「VネックTシャツ」、「首にヘッドフォン」、「スキニージーンズ」の4つ。どうやら本人は見た目を気にしている様子。確かに性格の良さは見た目では分かりません。そこで容姿を磨きたいということなのでしょう。しばらく編集メンバーは黙って顔を見合わせていたのですが、ファッションに詳しいU氏が、「じゃあ、僕がコーディネートしますよ」と提案。佐藤記者の改造計画が始まったです。

本来であれば一点一点品定めして、着こなしを考えたいところなのですが、あまり佐藤記者に予算がないということで、服はすべてユニクロで調達することになりました。お金がないから仕方ありません。メガネも変えたいところでしたが、買い換えるだけの余力がなく、コンタクトをつけて黒ぶちの伊達メガネに。

しかしながら、計画はすぐに暗礁に乗り上げることになりました。というのも、スキニージーンズを履かせてみたところ、予想以上に似合わず、Vネックのセーターも全く板に付かない始末。イケメン要素から早くも脱線し、とにかく似合う服を探そうということになりました。

そして何着か挑んだところ、シャツとスラックスの組み合わせが思いのほかマッチ。着丈が細いのは幸いでした。ややフォーマルなインナーに、ダウンジャケットを合わせて服装は完成。あとは髪型を何とかしないと。

普段は床屋に行くという彼を、美容室に連れていき思い切り短髪にしてもらうことにしました。激しいクセ毛を大胆にカット。本人は白髪を気にしているようでしたが、「変に茶髪にするよりも、自然な方いい」という美容師さんのアドバイスに従って、ほぼ坊主に近い短さにしてもらったのです。

そして完成したニュー佐藤。野暮ったい様子がスッカリ抜けて「垢抜ける」という表現が相応しいほど小ぎれいになりました。当初の計画からは随分ずれてしまいましたが、ちょっとの工夫で清潔感漂う好中年(?)への変貌を遂げたのです。この調子でさわやかな印象を保てば、彼女ゲットの日は近いかも?

写真:ロケットニュース24