もうすぐ、アップル社の基調講演がはじまろうとしています。その基調講演では新型iPadの発表があるといわれています。予定通りにいけば、日本時間の3月8日午前3時にサンフランシスコのイェルナ・ブエナセンターではじまります。それに先立って、ちょっと興味深いスクープ情報が入ったのでご紹介します。

iPad HD(iPad3)の目玉機能は「高解像度のディスプレイ」といわれていましたが、「触覚フィードバック」ではないかといわれているのです。えっ!? なにそれ。触覚フィードバックってどんなもの? それは……!

触覚フィードバックは、ディスプレイに表示されたものに応じて、タッチスクリーンの手触りが変わるという驚きの技術です。たとえば芝生が表示されていたら芝生の感触を味わうことができ、レンガが表示されていたらレンガを触っているような感覚をタッチスクリーンで表現するというのです。

この技術はフィンランドの「Senseg社」が開発したもので、E-Sense(イーセンス)とも呼ばれています。2012年1月に開かれた世界最大規模の家電のトレードショー「CES2012」で、この技術のデモンストレーションが行われていたそうです。したがって、すでに実用化に近い段階まで開発が進んでいたわけですね。

iPad HDに「触覚フィードバック」が搭載されているのでは? と予測しているサイトは複数あります。なかでも、「Neowin.net」の考察は非常にユニークです。前回 iPhone4S が発表される際に、アップルは発表会の招待状に「Let’s talk iPhone」と記載していました。そうして発表されたiPhone4Sには、「Siri」という音声アシスタントが搭載され、実際にiPhoneを発話で操作するようになったのです。

今回は招待状に「We have something you really have to see. And touch」と書かれています。「あなたが見るべきものを用意しました。触ってください」という意味です。その言葉から推測するに、触れる何かが iPad HD にプラスされている可能性があるわけです。

はたして触覚フィードバックは本当に搭載されているのでしょうか? そのほかの機能も気になるところです。基調講演開始までワクワクしながらしばらく待ちましょう!
 
参照元:Neowin.net(英語)

▼ こちらがSenseg社のデモ動画