「こだわり」を磨き抜くと、素晴らしい輝きを放つものである。芸術や文学、音楽などあらゆる分野でいえることではないだろうか。コスプレでも同じことが言えると、現在開催中のコミックマーケット81で感じさせられた。実在しない漫画やアニメのキャラクターになりきるその情熱が、彼らのコスプレを驚くべき領域まで高めているのだ。

今回の参加者すべてをご紹介したいところなのだが、私(記者)が衝撃を受けたコスプレのいくつかをご紹介しよう。

コスプレイヤーたちは、ひとつのコスチュームを完成させるためにどれだけの時間と手間を費やしているのだろうか。それは人によってさまざまだと思う。しかし細部にまで手を尽くし、また知恵を絞って完成させたであろう作品には、見ただけで訴えかけてくるものがある。

また相応しい格好をしている人は、その存在感が大きく見える。「もとのキャラクターに負けてない」というと少々大げさかもしれないが、ただ単に「真似」をしているのではなく、「本人になっている」といっても過言ではないほどのオーラを放っているのだ。

以前の記事でもご紹介した「牙狼(ガロ)」のコスプレイヤーは、おそらく緻密な図面を用意して、作品作りに挑んだのではないだろうか。ジャンルやキャラクターは違えども、彼の情熱に負けないくらいの熱さでコスプレを作り上げる人々がいる。

彼らはどのような苦労をして、コスチュームを完成させたのだろうか。それを想像しながら、彼らの姿を見ると、さらにコスプレを見る楽しみが広がるだろう。それにしても「カッコいい!」としか言いようがないコスプレイヤーに出会うと、見ているだけでも興奮してしまう。作品に対する愛情の深さに胸を打たれるのは、きっと私だけではないはずだ。

写真:Rocketnews24

▼ ルパンファミリー、決まりすぎだろ!
▼ フリーザ様の冷徹なまなざしに背筋も凍りそう
▼ 2005年から毎年参加しているというロビーさん、凛々しい
▼ アイアンマン、良くできてます
▼ 青い空がまぶしく見える仮面ライダー
▼ あまりの格好良さに絶叫する人もいた
▼ 仮面ライダーカブト、美しい
▼ 宇宙刑事シャリバンも見事!
▼ スーパー1とアマゾンの強力タッグ