
曇り空が広がる蒸し暑い夏のある日、私は歌舞伎町の入り口に佇んでいた。
歌舞伎町のイメージがネトフリドラマで構築されている私にとって、歌舞伎町=怖い場所。だが、今日は足を踏み入れなければならない。
憧れの場所に行くために!!!
・昭和のキャバレーを見てみたい
私の憧れの場所とは、昭和のキャバレー。昔のドラマや映画を見ていて、華やかなキャバレーを1度は覗いてみたいと思っていた。でもちょっと怖い。
いや、その前に、もう昭和のキャバレーなんて存在しないんじゃなかろうか……。
そう思っていたときに知ったのが「ニーナナ喫茶」。かつて営業していた「日の丸キャバレー」を改装したお店で、50年前の昭和キャバレーの雰囲気を楽しめるという。
喫茶店でお昼から行けるなら安全そうだ。これはもう行くしかない!!
・めちゃめちゃ入りにくい
変な人に声をかけられませんようにと早足で歌舞伎町を駆け抜けた先に、ニーナナ喫茶はあった。レトロな雰囲気の看板がかわいい。
でも……
めっちゃ入りにくい!!
建物の中に入ると赤絨毯の階段が上に続いているけれど、薄暗い。どんなお店なのかが外から全くわからないのだ。
・中は別世界!
勇気を出して階段を上がり、ドアを開くと……そこには、昭和のキャバレーが広がっていた。日の丸をかたどったネオンが正面のステージ上でキラキラ、いやギラギラと輝いている。
天井を見上げると、鏡張り。ミラーボールが眩しい。
入り口は入りにくい雰囲気だったけど、一歩中に入ってしまえば別世界。華やかな空間に、一気にテンションが上がる。
まさに、1度行ってみたいと思っていたキャバレーだ!!
・女性に大人気
ニーナナ喫茶が「地面師たち」のロケに使われていたこともあり、もし店内にコワイ客層がいたらどうしようと心配していたビビりの私。
念のために圧が強いファッショナブルサングラスを用意していたが、結論から言うと全く不要だった。
店内を見渡すと、主な客層は女性グループ。カラフルなドリンクで推し活を楽しんでいるよう。カップルや私と同じ女性のおひとりさまもいる。
私がイメージしていた歌舞伎町っぽい客層はおらず、むしろ女性や若い世代が多いから、女性ひとりでも安心して利用できると感じた。
意味のないサングラスは外して(笑)素直に楽しむぞ!
・映えておいしいメニューあります
混雑時は60分制(もしくは追加オーダー)、22時以降はチャージ料500円がかかるが、それ以外の時間帯はチャージ料なしで利用できる。せっかくなので、人気No.1のドリンク&フードをオーダーしてみた。
「27クラブソーダ」(税込900円)は、とにかく映える! バリエーションが<青・緑・ピンク・黄・紫・オレンジ・赤>と豊富で、推し活にも人気だそう。私は味が評判だというオレンジをチョイス。
爽やかなオレンジのソーダの上には、生クリーム・アイスクリーム・オレオ・さくらんぼがトッピングしてあって、ドリンクだけどデザート感覚。
アイスクリームがグラスからはみ出すほどのボリュームで嬉しいけど、溶けてきてしまうので写真は素早く撮ろう!
フードのダントツ人気は「黒のオムライス」(税込1500円)だそう。チーズソースたっぷりで、黒というよりは白のオムライスでは?
……と思いきや、中身は真っ黒。竹炭を使っているそうで、ややあっさりめの味付けのライスは濃厚なチーズソースと相性抜群。
黒すぎて見た目にはわからないけれど、食べていると野菜やお肉の食感と旨みもしっかり感じられた。
空間を楽しむお店の映えメニューはあまりおいしくないこともあるけれど、ニーナナ喫茶のメニューはちゃんとおいしい!
・懐の広い喫茶店
非日常を楽しみに行くお店としてはもちろん、歌舞伎町周辺でお茶したい、ご飯が食べたいと思ったときには普通の喫茶店として利用したくなりそう。
ただし喫煙OKのお店なので、タバコの匂いが苦手な人はご注意を。タバコを吸う人はキャバレーの空間の中で喫煙すると、より昭和にタイムスリップした気分を味わえるかもしれない。
……それにしても、昔はこのステージでどんなショーが繰り広げられていたんだろう?
昭和の時代に想いを馳せるもよし、推し活を楽しむもよし、普通に喫茶店として利用するもよし。
「ニーナナ喫茶」はちょっと入りにくい外観とは裏腹に、入ってしまえば色々な楽しみ方ができる、魅力的な空間だ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ニーナナ喫茶
住所 東京都新宿区歌舞伎町2-36-3 新宿Acb会館 3F
時間 11:00〜06:00
休日 撮影やイベント営業等により急遽定休日となる場合あり。Instagramのストーリーで要確認。
参考リンク:Instagram @27kissa
執筆:五條なつき
Photo:RocketNews24.
▼メニュー表。ドリンクだけでも気軽に利用できるのが嬉しい!
▼コースターやマッチがすごくかわいい♡
▼壁沿いのソファー席はひとりでも過ごしやすい
五條なつき
















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