いわゆる「高級食パン」がブームになったのは2018年~2020年頃の話。「乃が美」や「銀座に志かわ」は言うまでもなく、変わった名前の食パン店が増殖したのもこの頃である。

つい先日のこと、中野坂上を歩いていると懐かしの高級食パン店を発見! そうか、まだ営業していたのか……と思いつつ覗いてみると、えっ? いまはこんな感じになっているのか……!

・真理

変わった名前の高級食パン店が、その後どうなっているのか? この疑問については当サイトの佐藤記者が昨年ご紹介している。そこには「店名にインパクトがあっても、やることやってないと忘れられる」と圧倒的真理が記されていた。

当時、数多くオープンした変わった名前の高級食パン店は、今でも営業を続けている店が思いのほか多かったが、今回たまたま見かけたのは「うん間違いないっ! 中野坂上店」である。

同店は練馬駅前店・東武練馬イオン前店も絶賛営業中。練馬区には工房直売所も展開しているため、変わった名前の高級食パン店の中では数少ない “成功モデル” と言えるのかもしれない。

・高級食パン店というよりも

ただし、店頭を覗いてみると以前のように「高級食パン店」としての影が薄いような……? というのも、食パンがメインというよりは「サンドイッチ」や「塩パン」が大々的に売り出されていたからだ。

特に店頭に展開されたショーケースだけを見たら「サンドイッチ屋さん?」と感じる方の方が多いハズ。話を聞くと店員さんも「食パンも売れますが、売れ筋はサンドイッチです」と仰っていた。

で、今回はその中でも特に人気だという「十六代 真っ赤卵(まっからん)サンド」と「フルーツサンド」を購入。価格はタマゴサンドが490円で、フルーツサンドが340円であった。

ちなみに「十六代 真っ赤卵」はブランド卵の1つで「濃厚な旨味と濃厚感、まろやかさにつながる甘みとコクの余韻が特徴的なタマゴ」とのことである。

・戦略的サンドイッチ

持ち帰ってから食べてみると……おお、これはいいかもしれない。その理由は明白で、サンドイッチになっても高級食パンの影が薄くなっていなかったからだ。

「うん間違いないっ!」に限らず、高級食パン店の食パンは生地に甘みがあるものが多かったが、タマゴサンドとフルーツサンドでもまさにそう。特にタマゴサンドはより生地の甘さが際立っていた。

これなら何も知らずにサンドイッチを食べても「個性的な食パンだな」「美味しい食パンだな」と感じる方も多いのではないだろうか? 入口としてのサンドイッチは非常に戦略的な印象だ。

佐藤記者の言葉を借りるなら「うん間違いないっ!」は「やることやっていたので現在も営業できている」のだろう。ブームが終了した後も生き残っている高級食パン店には、やはりそれなりの理由があった。

いずれにせよ現在でも高級食パン店の流れは続いており、逆に今でも営業を続けられている店はそれなりの理由があるのだろう。行列も無かったので、今こそ高級食パン店は穴場なのかもしれない。

・今回訪問した店舗の情報

店名 高級食パン専門店 うん間違いないっ! 中野坂上店
住所 東京都中野区本町2-50-11
時間 11:00~20:00
定休日 不定休

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.

▼フルーツサンドもクリームの甘さが控えめておいしゅうございました。