私(佐藤)は先日、東京・新宿の高級海鮮バイキングのお店「銀座八芳」を訪ねて、100種の品々が並ぶ圧巻の光景に度肝を抜かれてしまった。しかしながら、いつでも食えるはずの揚げ物を大量に摂取してしまったために、海鮮を堪能し損ねる失態をやらかしてしまった。

そのリベンジを! ということで、次に狙いを定めたのは、渋谷の「海鮮バイキング & 浜焼きBBQ 玉手箱」である。ここもまたカニをはじめとする、時間制海鮮食べ放題の店だった。

今度こそカニ! と思ったのだが、貝類にどっぷりハマってしまったのである。だって、生牡蠣食べ放題っていうから、そりゃ牡蠣食べますよね。ついでにウニも存分に楽しみました

・渋谷で海鮮バイキング

目的のお店は、JR渋谷駅から徒歩約5分のところにある。渋谷にそんな食べ放題のお店があったとは気づかなかった。今から2年前の2024年4月にオープンしたらしい。


MEGAドンキを通り過ぎて次の区画を進んだところ、角の建物の地下が玉手箱である。


入口のところにプランごとの比較表がある。最安は税込5478円の「絆」で、これは刺身も生牡蠣も食べられるけど、カニも浜焼きもついていない。最高価格は税込1万6280円の「極」。これはオマール海老も伊勢海老も食べ放題となるそうだ。

ちなみにこの価格は食べ放題90分の価格で、120分の場合は各プラン、さらに値段が高くなる。

また、このプランは日本人および国内在住者向けの値段であり、海外の旅行客は1割高くなる。

さて、私は真ん中で1番人気とされる「雅」(税込9878円)を選んだ。それにソフトドリンク飲み放題(税込1100円)を付けている。なお、LINE登録 + Googleマップ口コミ記載で、ソフトドリンクは無料になるとのことだったが、そのサービスはお断りしている。



・生け簀まであるとは!

入店して席に着き、まずは利用方法の説明。雅プランはショーケースに並んでいるものすべてを食べることができる。それ以上のプランで食べられるものに関しては、オーダー式となっている。卓上には2名用のコンロと、カニを裁くための道具類。それから軍手と取り皿。


そのほか調味料は、醤油やポン酢、貝類用のお酒まで準備されており、カニよりもどちらかといえば浜焼きの方に力が入っているように見受けられる。


では、さっそくカニコーナーを覗いてみると、ズワイ蟹・わたり蟹・香箱蟹・若タラバ蟹が並んでおり、いずれも鮮やかな甲羅を見せている。若タラバは最近雅プランに加わったらしい。食えると思っていなかったので、うれしい!

カニの上には、こじんまりとウニと2種(鮭・鱒)のイクラが並んでいる。もっと主張が強くても良さそうなのに、カニと並んでいることから存在感は控え目。


その奥には刺身がショーケースに入って並んでいる。衛生面を考慮したフタ付き容器、目立たないけど、たしかに刺身が入っている。その下には薬味類。


隣にも刺身があり、赤海老やうなぎが並んでいる。銀座八芳のような派手な陳列ではないけど、内容は充実している。


さらにその先の冷蔵庫には、焼き用の貝・イカ・カニ・焼き野菜などが収められていた。こう見えて品数は豊富。生ものよりもむしろ焼き物の方が多いくらいかも。


さらにさらに! なんと生け簀があり、ホンビノス・サザエ・ハマグリ・アワビが大量に入っている。



今回はノンアルだが、アルコール類も充実しており、焼酎やカクテル……。


日本酒にワインなどがひと通りそろっている。もちろんビールも飲み放題に含まれている。


デザートもあるぞ。ハーゲンダッツではないけど、アイスが2種類。


それからカラメルなしのプリンとミニケーキ。それからその先にはオレンジと生野菜。その向こうには一応揚げ物類もあるし、ここから見えないが、おでん・スープ(カニ汁)・白ご飯・酢飯・カレーまである。


食い物が物足りないということは、絶対にないだろう。残念なのは、ここもソフトドリンクのディスペンサーが漫喫と同じタイプだった。決して安い金額ではないので、もう少し上等な機械を入れてもらえないもんですかねえ。ノンアルは軽んじられている印象を受けてしまう……



・カニを忘れて貝を堪能

さて、食材を調達して来ました。今回は揚げ物を取りすぎないように、唐揚げ1個にオニオンリング2個、それからソーセージ2本にとどめました。これでお腹が膨れる心配はない。


主役はあくまでも海鮮です。若タラバのハーフとウニと2種のイクラ


意外にもウニはモノが良さそうだぞ。カニに手間取るよりも、これを食いまくった方がお得なんじゃないの?


それからホタテ・牡蠣、生け簀からハマグリを2個持ってきた。


有難いのは生牡蠣! 着席時に「何個食べられますか?」と聞かれたので2個と答えたら、3個出てきた。まあいい、どうせ食っちゃうからね。


まずは生牡蠣から攻めるとしよう。卓上のレモン汁とポン酢を軽くかけて、口の中に放り込むと美味~! これも食べ放題なら、生牡蠣だけで90分もありなのでは? 絆プランでも食べられるから、カニも浜焼きもなくていいって人は生牡蠣を攻めると良いだろう。


牡蠣に舌鼓を打っている間に、網の上ではハマグリとホタテが口を開いていた。


焼きたてのハマグリは小粒ながら旨味がギュッと詰まっている。


生牡蠣と来たら、焼き牡蠣だよね。ここも殻が弾けて飛散するのを防ぐために、カゴを用意してくれていた。一度にたくさん乗せるとカゴでカバーし切れないから、1個ずつ焼くのが良いだろう。


プルプルの身を頬張ると、アツアツで思わずハフハフしてしまう。慌てて食べてヤケドしないように気を付けたいところ。それにしても、焼きでも美味~! 日本酒を飲みたくなってしまう。きっとディナータイムにこれを肴にお酒を楽しんでいる人もいるはずだ。


あ、そういえば刺身もあったんだ! ってことで2巡目はマグロ・カツオ・ブリの3種を持ってきました。このお店で少し困るのは、ちょうど良い皿がないこと。小さな薬味皿は区分けされたスクエア皿しかないので、持ってくるときにどれに取って良いのか困るんだよなあ。


刺身の鮮度も悪くない。しかしながら、貝が美味すぎて刺身の美味しさが霞んでしまう。ここはやっぱり浜焼きを楽しむお店なのかも。焼きたてアツアツには切り置きの刺身は負けちゃうなあ。


2巡目は月日貝・ホンビノス・アワビ、それから冷蔵庫に入っていた、アルミに包んであるじゃがバター。なんとなく食べたくなってしまったんだよ、じゃがバターを……。


月日貝は初めて食べるけど、ホタテに近い食感。バター醤油で食べたかったけど、バイキングにバターはなかったなあ。チーズはあったけど。


生け簀から揚げたアワビは鮮度が高く、コリッコリ! 焼きたてをそのままかぶり付くなんて、贅沢な食べ方だよな。久しぶりのアワビに思わず身悶える。


ホンビノスはハマグリに近い印象を受ける。けど、ハマグリより肉厚で力強い旨味がある。


おっと、そういえばカニがあるのをスッカリ忘れてた。今さら正直に白状しますけどね、私、そこまでカニに関心がないんですよね、ぶっちゃけ。というのが、身を取るのが下手で、手こずっている間に食欲が萎えてくるのです。

とはいえ、この若タラバは身が太くて甘く、少量でも満足度はとても高い。好きな人は堪らないだろうなあ。別卓の旅行客と見られる外国人は、ひたすらカニを食べていた。


そろそろシメということで、今一度生牡蠣を1個おかわり。それから、酢飯にウニをたっぷり乗せてウニ丼を頂くことにしました


今回、1番気に入ったのはウニだな。そういえば、銀座八芳にはウニがなかったはずだから、こんな豪勢な食べ方、あちらのお店ではできないよ。


ガッツリ盛ったウニをご飯と共に口に放り込む。ああ、なんて耽美な味だろうか。実はここのところ食べ放題で少し体重が増えたけど、そんなことが気にならないほど美味い!


そして最後にチョコレートのアイスと、プリン・ミニケーキでフィニッシュ。

今日は食べすぎず、食べなさすぎずでバランスよく食べ放題を楽しむことができた。山のようにカニが積まれた1万3000円の八芳も良いが、どちらかといえばそこまでカニに興味のない私には、こちら玉手箱の方がふさわしいかも。ということで、貝好きにおすすめの海鮮バイキングである。


・今回訪問した店舗の情報

店名 海鮮バイキング & 浜焼きBBQ 玉手箱
住所 東京都渋谷区宇田川町33-12 J+Rビル B1F
時間 11:00~22:30

参考リンク:Instagram @tamatebako_shibuya
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼肉厚なホタテ。浜焼きでアツアツを食べられる