コンビニやスーパーで市販されているカップラーメン同士を混ぜ合わせたら、1番おいしくなるのはどんな組み合わせのどんなアレンジだろう?

──それを人間ではなくAIに聞いてみようというのが本連載「最強カップ麺の組み合わせをAIに聞く」だ。第3回で私(耕平)が質問を投げかけたのは、Anthropic(アンソロピック)社の「Claude(クロード)」

今、世界中でもっとも勢いがあると言われている生成AIだ。そのClaudeが提案してきたのは「どん兵衛 天ぷらそば」と「カップヌードル シーフード」の組み合わせ。

「和風だし×シーフード」という異色のコラボは果たして成立するのか? さらに提案されたアレンジメニューまで、実際に作って食べてみたぞ!

・Claudeが導き出した和洋折衷コンビ

このClaude、個人的には毎日使い倒すほど気に入っていて、もはやClaude様なしでは生きていけないほどハマっているAIである。私は課金して使っているが、今回は無料でも使用できるモデル「Sonnet(ソネット)」を使用した。


さっそく、「コンビニやスーパーで市販されている、史上最強の「カップラーメン×カップラーメン」の組み合わせを教えてください。具体的な商品名で提案してください」とプロンプトを投げてみた。


すると、Claudeが第1位として提案してきたのが「どん兵衛(天ぷらそば)×カップヌードル(シーフード)」だ。


どん兵衛のつゆにシーフードのうま味だしが「和風×洋風の融合」系の元祖的組み合わせになるという。さらに深掘りして「この組み合わせの最高の食べ方を教えて」と聞くと、Claudeは具体的な作り方を教えてくれた。


どうやら「どん兵衛:7 シーフードヌードル:3」という比率で組み合わせるらしい。ただ、ここで1つ問題が。7対3という比率で2つのカップ麺を混ぜるのは、実際にやろうとすると意外と難しい。普通サイズ同士だと、どちらかの麺やスープを3割だけ使って残りは捨てる……なんてことになりかねない。

そこで私が考えたのが、どん兵衛の普通サイズ(内容量約100g)と、シーフードヌードルのミニ(内容量34g)を組み合わせる方法だ。これならちょうど7対3に近い比率になるし、どちらも丸ごと使い切れるので無駄がない。我ながらナイスなアイデアだと思う。

さらにClaudeはおすすめトッピングとして、バター、刻みネギ、かまぼこ、温泉卵、七味なども提案してきた。


・調理開始

というわけでコンビニで、どん兵衛の天ぷらそばとシーフードヌードルのミニを購入し、Claudeが提案した食べ方を試してみることにした。


まずは中身を確認。どん兵衛には大きなかき揚げ天ぷらと粉末スープ、シーフードヌードルのミニにはカニカマやコーンなどの具材と粉末が入っている。


いよいよ、調理開始。大きめの器にそれぞれのスープの粉末と具材を入れる。


それぞれの麺に熱湯を注ぎ、かために戻す。



麺が戻ったら、どん兵衛のそばを器に投入。続いて、シーフードヌードルの麺もドバっと入れる。


最後に、どん兵衛のかき揚げ天ぷらを乗せて完成だ。


見た目はかなりのボリューム。器の中に灰色のそばと黄色いシーフードの麺が共存していて、その上にドーンとかき揚げが鎮座している。なんとも不思議な光景だ。



・実食!

まずはスープから。レンゲで一口すくって飲んでみると……


おっ、これは……


かなり美味しい! 和風だしとシーフードのクリーミーさが混ざって変な味になるかと思いきや、全然そんなことはない。むしろすごく融合していて、出汁の旨味にシーフードのコクが加わった奥深い味わいだ。


続いて、どん兵衛のそばとシーフードヌードルの麺を一緒に口に運んでみる。


ほぉー、これは面白い。


コシのあるそば麺と、食べ慣れたカップヌードルの2種類の麺の組み合わせは、今までにない新しい食感を生み出していた。


かき揚げ天ぷらも食べてみよう。スープをしっかり吸わせていただく。


うーん、これはどうだろう……?


正直、普通のどん兵衛の天ぷらそばとあまり変わらない。ただシーフードの麺と絡めて食べると、少しだけ美味しさが増す印象だった。


ある程度食べ進めたところで、Claudeおすすめのトッピングの1つ、バターを投入。


じっくり溶かして、2種の麺と食べると……


味がモロに変わった。シーフードにバターは想像がつくが、「どん兵衛×バター」は今までにない発想。出汁感は残しつつも、普通のどん兵衛とは確実に一線を画している。

他のトッピングも1つずつ試そうと思ったが、見たところ味が激変する要素が感じられなかった。そこで思いついたのが……


トッピング全部乗せ!


先に試したバターは風味が他のトッピングと違うので外して、それ以外のClaudeおすすめトッピングを一気に投入した。ラインナップは刻みネギ、かまぼこ、温泉卵、七味だ

見た目が一気に豪華になり、まるで本格的な立ち食いそば屋の「全部乗せ」のような風格がある。


特に刻みネギと食べると、食感の違いは歴然。さらにかまぼこと七味で和風感がマシマシだ。


そして真打ち、温泉卵を割る。


とろっと流れ出す黄身を麺に絡めると……さすがに一番味が変わる。特に卵が染み込んだ、かき揚げ天ぷらがめちゃくちゃうまい。そばとシーフードの麺に卵が絡んだ染み込み具合が最高だった。



・率直な感想

というわけで、Claude考案の組み合わせとアレンジメニューを食べてみたわけだが、全体を通しての感想は……


「どん兵衛の新境地を見た」


という一言に尽きる。特に全部乗せで、いろんな素材が混ざったスープを吸ったかき揚げが最高すぎた。

Claudeの優秀さは、きつねうどんではなく天ぷらそばの方でこの組み合わせを提案してきたところにある。7対3という比率も絶妙で、シーフードの味が強すぎるとどん兵衛の良さを殺してしまう。5対5だと天ぷらがメインの具材なのにシーフード感が強くなりすぎて相性が悪くなりそうだ。

さすがClaude! 無料で使用できる「Sonnet」でこのレベルなので、有料でしか使えないモデル「Opus(オーパス)」で試したら、どんな組み合わせが出てくるのか? 今から楽しみで仕方ない。ただ、次回はまた別のAIに聞いてみるので、お楽しみに!

参考リンク:Claude
執筆:耕平 
Photo:RocketNews24.

▼全部乗せで、いろんなスープを吸い込んだこの天ぷらが今回のMVPかもしれない