
ジャンボ〜! ナイロビでタクシー運転手をしているケニア人、カンバ族のチャオスだよ。今日はちょっと変わったコーヒー屋さんの話をするね。
その店の名前は「ERU SHOP」。この“ERU”という名前はマサイ族に由来しているらしく、働いているスタッフもマサイの女性だったんだ。
彼女はとても背が高くて、優しい雰囲気の人でね。店に入った僕を、あたたかく迎えてくれたよ。
席につくと、彼女がこう言った。
「まずはマサイの薬を出すね」
コーヒーを頼みに来たのに、いきなり薬である。
「え、薬?」と思ったけど、話を聞くと、さまざまな木や植物の成分を使った伝統的なハーブの飲み物で、くしゃみやお腹の不調など、体にいいとされているらしい。
しかも、「初めて来たお客さんだから無料だよ」とのこと。
これはありがたい。
出てきたのは、マサイの伝統的なハーブの飲み物で、香りはとても良い。
体にいいとされているらしいが、飲んでみると──かなり苦い。
「うわ、苦いね」と思いながらも、なんだか体に良さそうな感じはしたよ。
そのあと、彼女はコーヒーの作り方も見せてくれた。
まずは豆を火で温めて、こんがりと茶色にする。それからグラインダーで細かく砕いて粉にするんだ。
そして、その粉をお湯でじっくりと煮出していく。
シンプルだけど、丁寧な作り方である。
そうしてできたコーヒーは……
これがまた、とても美味しかった。
香りもよくて、しっかりとした味わい。さっきの苦い薬とはまた違う、心地よい一杯だった。
このコーヒーは50ケニアシリング(約60円)。かなり良心的な価格だと思う。
薬から始まるコーヒー体験は初めてだったけど、こういう文化に触れられるのも面白いよね。
マサイの女性がやっているこの店、僕はとても気に入ったよ。クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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