
ジャンボ〜! ナイロビでタクシー運転手をしているカンバ族のチャオスだよ。今日はコーヒーショップの話をするね。
ある場所に行ったら、コーヒー屋さんがズラッと並んでいたんだ。いろんな店があって、お客さんはそれぞれ好きな店に入っていく感じだった。
僕が最初に入ったのは、ケニアのコーヒーを出す店だった。でもね……お客さんは僕ひとりだけだったんだよ。
他の人たちはみんな、どんどん別の店に流れていく。
「なんでこの店には人が来ないの?」とスタッフに聞いてみた。
すると彼女はこう言ったんだ。
「みんなエチオピアのコーヒーの方が好きなの。香りの煙(コーヒーの香り)がとても良いからね」
なるほど、と思った。たしかに周りの店を見ると、どこもコーヒーの煙がモクモクと出ていて、それがすごくいい香りなんだよ。
でもこの店は、その “煙” を出していなかった。だから人が来ないらしい。
「じゃあ一杯ください」と言うと、スタッフはこう続けた。
「ハチミツとショウガを入れてもいいよ。でもこのコーヒーはとても強いから、1杯だけにしておいた方がいい」
そんなに強いのか……と思いつつ、“強い”って苦味とか刺激のことかもしれないけど……と思いながら飲んでみたんだけど、正直に言うと、エチオピアのコーヒーほど強くはなかった。
あの “体の内側から広がる熱みたいな感覚” もあまり感じなかったし、汗が出る感じもなかったんだ。
エチオピアのコーヒーを飲むと、体がポカポカしてすごくいい感じになるんだけどね。
この店のコーヒーは、そこまでではなかった。
ちなみに値段は50ケニアシリング(約60円)で、かなり安かったよ。
味も悪くはない。でも、人気の理由ってこういう細かい違いなんだなと思った話である。
クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼お店の雰囲気はものすごく良い感じなんだけども……
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