異業界とのコラボレーションは、業界に良い化学反応を与えることがあるな……と、先日マクドナルドのCMを見て思った。わかる人にはわかる、ダブルチーズバーガーの動画である。

そういった視点から思い返してみると、筆者がこよなく愛するバイク業界においても最近異業界コラボが増えている。

ってなワケで、ちょっと時間は経ってしまったが、2026年3月27~29日に東京ビッグサイトにて開催された『第53回 東京モーターサイクルショー 2026』にて発見したバイク×意外なコラボをご紹介しよう!

・バイク×モンスターストライク

今回もっとも目立っていた「バイク×〇〇」コラボといえば、間違いなく『モンスターストライク(モンスト)』だろう。

モンストは株式会社MIXIが運営する、13年もの歴史を持つスマホゲーム。今年はそんなモンストとモーターサイクルショーのコラボが実現し、メインビジュアルには人気イラストレーター・タケウチリョースケ氏よる描きおろしイラストが採用された。

テーマは「バイクのある日常」ということで、ゲームに馴染みのないライダーでも自然と惹き込まれる世界観。


会場ではモンストファン向けのコンテンツが盛りだくさん。限定グッズがもらえるクイズラリーや、


イラスト&バイクと写真を撮れるフォトブース


ガチャを引く際にご利益があるかもしれない『ガチャリドラ大明神』の設置など、なかなか豪華。

そんなモンストコーナーを観察していると、親子連れや若者などこれまでバイクに関わりがなさそうな人たちが多く訪れていたのが印象的。早くもコラボの効果が感じられた。


実は現在、日本でバイクに乗っている年齢層は40〜50代が中心。いわゆる “高齢化” が課題となっている。

一方で、モンストの主要プレイヤー層は20〜30代なのだそう。今回のモーターサイクルショーをきっかけに、少しでもバイクに興味を持つ人が増えてくれたら嬉しいなぁ。


・バイク×VTuber 輪堂千速

車両メーカー・SUZUKI(スズキ)のブースを見ている時に発見したのが、特設コーナーに展示されていた『GSX250R』のカスタム車両。

なんだか可愛い女の子のパネルが置いてあるなぁ……と思ったら、ホロライブ所属のVtuber・輪堂千速さんとコラボした特別車両なんだとか!


デザイン原案は輪堂さん本人が担当し、それをもとにスズキの車両デザイナーが仕上げたという特別仕様のGSX。

これまで販売されてきたノーマルの車両にはない大胆なグラフィックが、近未来的でカッコいい!

非売品とのことだが、もしも販売されたらファンだけじゃなく、純粋にデザインが気に入って買う人もいるんじゃないかな? と思うような斬新で魅力的な1台でした。


・バイク×エヴァンゲリオン

業界外の人からすると意外かもしれないが、バイク×アニメといえば外せないのがエヴァンゲリオンだ。

というのも、モータースポーツ界ではエヴァとタイアップしたレーシングチーム『エヴァンゲリオン レーシング』が、鈴鹿8時間耐久ロードレースをはじめ数々の大会で活躍しているのだ。

今回のモーターサイクルショーでは、ドライブチェーンの老舗・大同工業株式会社(D.I.D)が大々的にプッシュ。


最強クラスの剛性とレスポンスを誇る『ZVM-X』をベースに、エヴァンゲリオン レーシングとコラボした限定デザインのチェーンが4種類も展示されていた。

ひょっとすると、「バイクのチェーンにバリエーションがある」という点にピンと来ない人もいるかもしれない。


チェーンはバイク本体とは違い、目立ちにくいからこそこだわりが感じられるパーツ。人のファッションで例えるならば、ベルトやアクセサリーなど小物までこだわるオシャレさんといったイメージだろうか。

あと、コッソリ使えてまわりにオタクバレしにくい点も 嬉しいポイントかな。


ブースにはエヴァンゲリオンレーシングの新車両、零号機モデルのCBR250RRも展示され、綾波レイのコスチュームをまとったコンパニオンも登場。

その華やかな雰囲気に、多くの来場者がカメラを向けていた。


・まだある! バイク×エヴァンゲリオン

エヴァンゲリオンとのコラボはD.I.Dだけじゃない。

デジタル系の用品メーカー・ASMAX(アズマックス)で発見したのは「二輪専用補助通信装置」……つまり、インカムのエヴァンゲリオンレーシングモデル。

インカムとは、ツーリング中に仲間と会話をするための通信装置。ヘルメットに本体・マイク・スピーカーを取り付けて使用するアイテムだ。


先ほども感じたことだが、エヴァやネルフのデザインは車両・用品などメカ系のアイテムと相性がいい。オタクっぽ過ぎず、さりげなく描かれた2号機がカッコいいぜ!

一方のパッケージでは、しっかり派手にエヴァ推しなのがGOOD。


実際に取り付けるとこんな感じ。

パッと見ではエヴァンゲリオン感が強過ぎず、普段使いしやすいデザイン。正直、筆者自身も欲しくなっている。


・バイク×呪術廻戦

ヘルメットメーカーOGK kabuto(オージーケー カブト)で発見したのは、人気マンガ『呪術廻戦』とのコラボレーション。

ブースの最前列に展示されており、多くの人が立ち止まって写真を撮影していた。


今回展示されていたのは、キャラクターのイラストが描かれた最高峰フルフェイスヘルメット『F-17』と、


呪術廻戦の世界観が落とし込まれたグラフィックの『KAMUI-5』。

特にF-17は、MotoGPで活躍するプロライダー ジョアン・ミル選手が日本グランプリで着用したモデルのレプリカ的な仕様で、どちらのファンにとっても嬉しい展示。

参考出展ではあったが、いずれも数量限定で2026年夏ごろに発売予定とのこと。続報を待つべし!


・バイク×稲葉浩志

最後にご紹介するのは、ヘルメットメーカーSHOEI(ショーエイ)と大物ミュージシャンよるビッグコラボレーション。

まず目に入ったのは「稲葉浩志デザイン監修ヘルメットが登場!」と書かれた大きなパネル。


「ん? 稲葉浩志って、聞いたことがある名前だな」なんて思ったら……

あの『B’z』の稲葉さんのことかぁーーーーっ!!!!


思ってもいないところで名前が出たため、とっさに頭の中で結びつかなかったぜ。

展示されていたヘルメットは2種類。フルフェイスタイプのモデル『Glamster(グラムスター)』には、マットブラックをベースに熱の揺らぎをイメージしたグラフィックが描かれている。(税込7万5900円)


ジェットタイプの『J・O+(ジェイ・オー・プラス)』には、シルバーをベースに 楽曲イメージをモチーフとしたオリジナルロゴが配置されている。(税込7万400円)

どちらも2026年9月発売で、11月末には受付終了となる受注期間限定モデル。基本的に店頭に在庫が並ぶことはなく、この機会を逃すと二度と手に入らない。気になる方は忘れず注文すべし!


・今後の異業種コラボにも期待!

以上、東京モーターサイクルショー2026で発見したバイク×異業種のコラボレーションでした。

今回発見したコラボはどれも、これまでバイクに触れてこなかった人たちの興味を引くきっかけとなりそうなものばかり。

今後のバイク業界にとって、裾野を広げて新たなファンを獲得することはますます重要になっていく。コラボをきっかけにバイクに興味を持ってくれる人が増えれば、バイクファンの一人としてこれ以上嬉しいことはない。

来年はどんなコラボが見られるのだろうか? ダブルチーズバーガーのようなビッグインパクトは生まれるのだろうか?? 1年後が今から楽しみだ!

執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

▼モーターサイクルショー×モンストのオリジナルイラストがプリントされたTシャツも販売されていた

▼ガチャリドラは、モンストのリアルイベントで使用されている目玉アイテムなのだそう。ご利益がありそうだ!

▼二輪と関係のあるキャラクターのイラストも発見。6人もいるんだね!

▼輪堂千速さんコラボのGSX250は、なんとまたがって記念撮影することもできた! せっかくなので筆者も1枚パシャリ

▼タンクにまでデザインが入っている。手が込んでいるね~!

▼エヴァンゲリオンレーシングとのコラボチェーンをひとつずつ見ると、こんな感じ。色だけじゃなくロゴまで入っていてクオリティが高い

▼思わず惹きこまれるような綾波コスチュームを披露したのは、藤白玲華さん

▼ブース内では、チェーン以外にもオリジナルグッズの販売があった

▼呪術廻戦の大きなパネルの前で記念撮影をしている人も多かった

▼稲葉浩志さんのオリジナルステッカーは、SHOEIブースを撮影&SNS投稿したら無料でもらえるんですって。太っ腹~!