所変われば品変わる──という ことわざ があるように、場所によって習慣や食べ物は異なる。

何なら “たこ焼き” にも違いあり。九州は福岡だと「八ちゃん堂」が知らない人はいないレベルで有名なのだが、こないだ県内のスーパーをパトロールしていたところ思わぬ事実を知った。

な、なんと……覗いた店舗はどこも「八ちゃん堂」を取り扱っていたのである! さすが老舗……圧倒的なシェア!!

そうとなれば食べずにはいられない。まずもって商品をチェックしたところ、驚かされたのがサイズであった。というのも……


冷凍たこ焼きは1個あたり20gがオーソドックスな重量だが、スーパーで売られていた「八ちゃん堂」の冷凍たこ焼きは22個入りで660g……つまり、1個あたり30gと大玉だったのだ。

それでいながら、645円(1個あたり約29円)という値段は破格。これまで食べてきた30gの価格は1個あたり40円台(購入当時)だったのを踏まえると相当安い。


さて、これだけの事前情報だけでも強烈なスペックであることは明らか。あとは皿に盛ってレンチンすること数分、アツアツの出来上がりを口に放り込めば……んんん、ウマッ!

福岡だと「ほんわか〜ふんわか〜ほんわか〜ほい♪」の歌が有名だが、まさしくほんわかふんわか。「八ちゃん堂」を大阪人に食べてもらったときにも書いたように、これは素朴でどこか落ち着くような味。そのまま食べても十分通用するウマさである。

でもって、物価高や個体差などの影響だろうか。今回はキャベツをはじめとする具はあまり入っておらず、タコもやや小さめかな〜と思うも、全体的にフワフワ系でそのあたりの口当たりが全体を補っているように感じた。


とはいえ、30gあるから食べ応えはしっかり。味も生姜のエッセンスが効いていて……っていうか、たこ焼きなのでソースやマヨネーズをかけると……


自然と間違いのない味に仕上がってくれる。全体的に見ても、値段の分のパフォーマンスは最大限してくれている印象で安定感さえあった。実際、これまで食べた冷凍たこ焼きの中でもウマい方に入るしなぁ〜。


なんて思いながら食べつつ、「八ちゃん堂」について調べていたら二度見するようなニュースを見つけたから震えるしかなかった。そう……

読売新聞オンラインによると、たこ焼きを日本で初めて冷凍食品化したのは「八ちゃん堂」だというのだ。詳しいことは記事を読んでいただきたいが、まさかのパイオニアだったとは……!

いまや冷凍食品コーナーで必ずと言っていいほど置いてあるたこ焼き。その道は福岡から世界へと切り開かれたものだった。

なお、便利な世の中になったものでレジェンドのたこ焼きは楽天市場でも売られているから全国どこにいても食べられる。ただし、1個あたりの重量や送料など商品の細かいところは変わる可能性があるためご自身でしっかり確認していただきたい。

参考リンク:楽天市場読売新聞オンライン
執筆:原田たこし
Photo:RocketNews24.