記録的な不作や円安の影響で、オリーブオイルの価格高騰が止まらない。スーパーの売り場に行くたび、値段の高さに驚いてしまう。

そこで今回は現在の価格推移を検証すべく、約2年前(2023年10月)の記事と同じ商品を同じスーパーで買い直し、当時の価格と比較してみることにした。

・オリーブオイル高すぎ問題

先日、妻と「最近、家でアヒージョやってないね」という話になった。理由は明白だ。オリーブオイルが高いからである。ちょっと前までもっと安かったはずだが……。

そこで過去の記事を遡ってみたところ、サイゼリヤのオリーブオイルのコスパを検証している記事を発見。執筆者は私である。


記事によれば、2023年10月時点でのサイゼのオリーブオイルは、500ml(458g)で税込850円。それが果たしてどう変わったか? 公式サイトによると、2026年3月現在の価格はなんと……


税込1200円だった。


2024年2月に値上げしたらしいが、まさか350円も上がるとは……。もちろん同じ量、同じ銘柄である。


・2年前の価格と比較

記事の中で私は、比較用に別のオリーブオイルもいくつか購入している。当時の価格を知る貴重な資料と言えるだろう。ということで、前回購入したイオンに行って同じオリーブオイルを探してきた。

まずはこちら。『BOSCO(ボスコ)エキストラ・バージンオリーブオイル』である。当時の購入金額は500ml(456g)で税込1002円。それが現在どうなったか? 気になる値段は、同じ500ml(456g)で……


税込1456円だった。


約2年半で454円の値上げである!


しかし、続く『ウルサンテ 有機エキストラバージン オリーブオイル』はさらに衝撃の結果だった。こちらはイオンがスペインから直輸入している商品で、前回から名前とパッケージが若干変わっている。


遮光性の高い瓶に入ったエキストラ・バージンオリーブオイルの中では、当時もっとも安かったので購入したのだが、同じ250ml(227g)であるにもかかわらず、価格は税込484円から……


税込950円にアップ。


そう、ほぼ倍額である。1.5倍程度ならまだしも(良くはないが)、2年半で倍はさすがに笑えない。アヒージョどころか、これではペペロンチーノもまともに作れないではないか。



ちなみに、瓶に入ったエキストラ・バージンオリーブオイルの中で、今回一番安かったのは『J-オイルミルズ オリーブオイル エクストラバージン』だった。


購入金額は、200gで税込473円。
驚くことに、当時の価格(税込483円)より10円下がっている。

他の商品と比べると遮光性の高い瓶とは言えないが(オリーブオイルは熱と光ですぐに品質劣化してしまう)、なるほど、こういうケースもあるのか。


・前回の覇者

ほっとしたのも束の間。次に訪れたカルディで、私はこの日二度目の衝撃を受ける。

前回購入した『ラニエリ エキストラバージンオリーブオイル』は、サイゼと同じイタリアのMira社製。価格は1000ml(916g)で税込1598円と、サイゼを凌駕する安さだった。ところが……。


前回と同じカルディに入ってみると、1000mlの瓶が見当たらず。代わりに置いてあったのは250ml(229g)の瓶だ。それがこちら。


手に取った瞬間、思わず「ほそっ!」と声に出しそうになった。この2年半でずいぶんスリムになったものだ。しかし、価格はまさかの……


税込969円。


容量は4分の1になったのに、価格は半分にすらなっていないのだ。金額的にはもはや別物と言ってもいいかもしれない。なんとも世知辛い……。


・もっとも安いのは?

今回購入したオリーブオイル+サイゼのオリーブオイル、計5種類の100g当たりの価格を計算した結果、以下のようになった。


・サイゼリヤ:約262.0円
・BOSCO:約319.3円
・ウルサンテ:約418.5円
・J-オイルミルズ:約236.5円
・ラニエリ:約423.1円



もっとも安かったのは『J-オイルミルズ オリーブオイル エクストラバージン』。サイゼがそれに続く。

逆にもっとも高かったのは、前回の検証で一番安かった『ラニエリ エキストラバージンオリーブオイル』という波乱の結末に。


今回の検証によって、今まで安いと思って買っていたものが、実は高くなっているケースがあることを再確認した。その逆もしかりだ。

オリーブオイルを買う時は、その都度価格の比較をした方がいいのかもしれない。ああ、面倒くさい。

参考リンク:サイゼリヤ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼購入時のレシート。