つい先日の2026年1月14日、餃子の王将が『新極王7シリーズ』の発売を開始した。極王とは餃子の王将のプレミアムメニューのことで、これまで「極王炒飯」「極王天津飯」「極王やきそば」「極王餃子の王将ラーメン」などが登場している。

気になるのはズバリ「ノーマルとの違い」だが、前回の「鶏の唐揚」に引き続きこの記事では『極王麻婆豆腐』と通常の「麻婆豆腐」を食べ比べてみたのでご紹介したい。

・大型アップデート

長らく餃子の王将における “極王” は「極王炒飯」「極王天津飯」「極王やきそば」の3種類であった。そこに「極王餃子の王将ラーメン」が加わったのは昨年11月と比較的最近のことだ。

あれからおよそ2カ月で極王の大型アップデートがあるとは予想できなかったが「酢豚」「エビチリ」「回鍋肉」など、定番7商品が極王化している。

・320円高い

大定番の「麻婆豆腐」もその1つで『極王麻婆豆腐(980円)』が登場。通常の麻婆豆腐は660円なので、320円の価格差がある計算だ。


公式発表「使用する挽肉は牛肉と豚肉をベストバランスで調合。旨みもボリュームもダブルでアップしました。四川山椒と香味辣油がちょっと大人の味わいを演出。まさに本格麻婆豆腐です」


ここ数年はガチ中華風の麻婆豆腐も多いが「四川山椒と香味辣油」とは、そういう意味なのだろうか? というわけで最寄りの餃子の王将で『極王麻婆豆腐』と「麻婆豆腐」の食べ比べを実施した。

・徹底比較

で、まずは慣れ親しんだ「麻婆豆腐」から食べてみると……うむ、ウマい。いつも通りに美味しい麻婆豆腐である一方で特に個性を感じなかったのは、それだけスタンダードな味だからなのかもしれない。

お次に『極王麻婆豆腐』を食べてみると……おや? 四川山椒と香味辣油と聞いていたのでガチ中華っぽい味付けをイメージしていたが、そういう話ではないようだ。

具体的に言うと最も強いのは肉の旨味で、これが牛肉と豚肉をベストバランスで調合した成果なのかもしれない。スパイスや香辛料よりも旨味そのものをダイレクトに感じる麻婆豆腐だ。

また『極王麻婆豆腐』の後に「麻婆豆腐」を食べてみたところ、実はにんにくがギンギンに効いていることに気付いた。なんなら商品名が「にんにく麻婆豆腐」でも余裕で納得できるほど、にんにくの破壊力は凄まじい。

先ほど「個性を感じない」と書いたが、食べ比べてみると通常の麻婆豆腐のアイデンティティは完全ににんにくである。そして『極王麻婆豆腐』のそれは “肉の旨味” なのだろう。

なので、にんにくガッツリ系を食べたいときは「麻婆豆腐」で、より旨味の強いものを食べたいときは『極王麻婆豆腐』を選ぶといいかもしれない。四川山椒は後味にほど良く感じる程度で、いわゆるビリビリ系ではなかった。

・にんにく or 肉の旨味

つまり『極王麻婆豆腐』はガチ中華ではなく、あくまで町中華系麻婆豆腐のグレードアップを目指した結果と感じた次第だ。よって「麻婆豆腐」と『極王麻婆豆腐』の違いは以下の通り。


麻婆豆腐(660円)

・ にんにくギンギン
・ 極王よりはやや辛味を感じる


極王麻婆豆腐(980円)

・ 肉の強い旨味
・ 単純にひき肉の量が多い
・ 山椒は気付くとじんわり来てる程度


とはいえ「320円差の価値があるか?」と考えると、非常に悩ましいというのが正直なところ。極端に言うと「にんにく麻婆豆腐」と「肉麻婆豆腐」なので、個人的には「320円安いならにんにく麻婆豆腐で十分」と感じてしまう……気がする。

ただ『極王麻婆豆腐』が旨味の濃ぃぃい美味しい麻婆豆腐であることは間違いないので、1度試してみる価値はあるハズだ。その際、通常の「麻婆豆腐」を食べると「にんにくスゴ!」とも感じることだろう。

参考リンク:餃子の王将
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.