さあさあ、みなさん! クリスマスが終わったら次はお正月ですよ!! スターバックスでは2025年12月26日より、玉露を施した抹茶づくしの『玉露抹茶 フラペチーノ』に『玉露抹茶 ラテ』そして、米糀由来の植物性ミルクを使用した『はちみつ生姜 米糀ミルク ラテ』が登場だ。

そのほかお馴染みのスコーンもリニューアルしていたりと、なんとも盛りだくさん。今年1年頑張ったごほうびに、そしてゆったりしたい年末年始にぴったりではないだろうか。さっそく飲んできたので、詳細をお届けしたい。


・下から上まで抹茶尽くし

まずは『玉露抹茶 フラペチーノ(店内飲食税込700円)』だ。こちらはベースのミルクに玉露入り抹茶を混ぜ込んだもので、カップの底には抹茶あんペーストがたっぷり。さらに抹茶ホイップと、薄く焼いた生地を細かく砕いた抹茶フィアンティーヌがトッピングされている。

下から上まで抹茶尽くしで、抹茶好きにはたまらない一杯だ。どことなくお正月っぽい、めでたい雰囲気であるところも良い。ちなみにミルク変更もオススメらしく、この日はソイミルク(+0円)にしてみた。

さて。なんとなく味の想像がつくような、しかし玉露入りであるところと、抹茶あんがどのような感じだろうと飲んでみたところ……なるほどなるほど。

思いのほか渋みが抑えられており、甘すぎず程よい感じだ。ミルクを使っているためまろやかさもあって、飲みやすい。気になる「あん」は、抹茶羊羹をペーストにしたような、寒天のような感じだ。まったりしていて、しっかりお茶のこく深さがあり、馴染みやすい味に仕上げている。


抹茶ホイップも、抹茶の主張が強すぎることがなくちょうど良い。極めつけにフィアンティーヌが、サクッとした食感とふんわりとした甘みをプラス。計算しつくされたバランスで出来上がっていると感じた。定番商品の『抹茶クリームフラペチーノ』と比べると、抹茶感が強くやや爽やかな味わいで、これまた爆売れする予感がする。

『玉露抹茶 ラテ(650円)』の材料もほぼ同じで、スチームしたミルクと玉露入り抹茶を合わせたものに抹茶ホイップと抹茶フィアンティーヌをトッピング。あたたかい分、より抹茶の香りが感じられるだろうから、抹茶好きはまずこちらから試すのもアリかもしれない。


・米麹ミルクの味わいやいかに

そして気になるのが『はちみつ生姜 米糀ミルク ラテ(610円~)』である。こちら、国産の米を使用した米糀由来のミルクとロースト感の少ないブロンドエスプレッソを合わせたもの。ホイップクリームを乗せて、生姜はちみつをかけて仕上げている。

通常店舗で米糀ミルクを使ったドリンクを出すのは初めてではないかと思うが、一体どのような味なのだろうか。香りは生姜が強く、それほど米麹っぽさは感じられない。

口に入れると、ふむ。かなり米麹の味だな……! 結構クセが強く飲む人を選びそうだ。ホイップをうまく溶かしながら飲むとまろやかな舌触りに。エスプレッソが入っている分、ほろ苦さもあるのだが、それはさておき麹の味が強い。


まだまだこれからの進化を楽しみにしたい、そんな味わいだった。しかし1年間新作を飲むたびに言っていたように思うが、スタバは毎度毎度新しいことに挑戦し、それをちゃんと商品化させていて企業努力が素晴らしい。来年の新作ドリンクも、今から楽しみだ。



・究極の美味しさを求めたスコーン

またフードも同日より新しいものが多数出ていて、中でも注目したいのはリニューアルしたスコーン。これまでスタバのスコーンと言えば三角形が基本だったが、丸いような四角いような、ざっくりとした形に変化している。


「究極の美味しいスコーンを目指して……」という触れ込みであったが、どうだろうか。実は少し前から、スタバの定番商品である、袋入りクッキーなども新しくなっていて、以前のふんわりしたものから、ゴツゴツっとしたものになっている。

個人的には前のふんわりのほうが好みだったので、スコーンもそうだったら悲しいなと思いながら『抹茶&ホワイトチョコスコーン(290円)』を注文。しかしそんな心配は何のそので、考えてみればスコーン自体は以前よりゴツゴツタイプだったけれども、店内のオーブンで温められるのだ。

つまり熱が入ることによりフワっとなる。リニューアルバージョンもそうで、しかも以前よりフワっとさとサクっとさはアップしているように感じた。バターや抹茶が香り高く、究極の美味しさを目指すという言葉はあながち間違いではないと感じた次第である。


そんなこんなで、今年の締めくくりにたくさんの新作を出してくれたスタバ。年末年始の楽しみが増えたという人も少なくないだろう。例によって、いずれも材料がなくなり次第終了なので、お気をつけあれ。

参考リンク:スターバックス
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

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