早いもので2025年もあとわずか。そこで我が家でも、ささやかな忘年会を開くことになった。選んだ場所は「しゃぶ葉」である。

「しゃぶ葉」といえば、当サイトでも何度かご紹介した “宴会コース” がやはり最強。最後に利用したのは今年の夏だったか。今日は久しぶりに楽しむぞー! ところが……。

お店に入った直後、私(あひるねこ)は気付くことになる。あの伝説の最強コースに、致命的な改悪が起きていたことを……。

・予約マストのコスパ最強コース

私が思う「しゃぶ葉」における究極の裏メニュー。それが平日ディナー限定の『食べ飲み放題しゃぶしゃぶ寿司コース』である。

一番安い『豚コース』なら、大人1名3000円(税込)で豚バラ&ロース、さらに寿司まで食べ放題。しかも、セルフのアルコール飲み放題まで付いてくるのだ。

2名以上かつ前日までの予約が必要だが、これを超えるコスパ最強コースは他に存在しないだろう。さすが「しゃぶ葉」、俺たちの期待を裏切らない!


予約当日、案内された席でさっそくタッチパネルを操作する。大人2名で合計6000円。未就学児は無料というのも、子育て世代には神のごとき慈悲である。ところが……。

注文完了後に表示された “ある文言” を見て、私は戦慄した。え? ちょっと待って……?


注文可能時間、110分……?


・消えた1時間

私は思わず目を疑った。この宴会コースの最大の長所は、たっぷり3時間利用できるという、もはや意味が分からないレベルの太っ腹な時間設定にあったはず。

それがいつの間にか、一般的な2時間制に変更されていたのである!

価格やコース内容には何も変更がなかったため、公式サイトを確認した際もまったく気づかなかった。一体いつの間に……。


・1時間の重み

大人だけなら3時間が2時間に減っても特に問題ないだろう。しかし、「しゃぶ葉」のようなセルフサービスのお店は、小さい子どもが一緒だと準備にとんでもなく手間がかかるのだ。

ファミレスと違って、肉も野菜もタレも、すべて親がお膳立てしてあげないと子どもは何も食べられない。

最近は自分で寿司を食べるようになったので多少は楽になったものの、それでも序盤は給仕に追われ、かなりの時間を消費してしまう。

ああ……! パパとママの貴重な宴会タイムが、刻一刻と削られていく……!



・時間との戦い

これはもはや1秒たりとも無駄にはできない。隙を見てビールで乾杯! 


もちろん野菜は一気に入れる。しゃぶしゃぶというよりは、もはや「鍋」だが気にするな。


肉は絶やさず補充し……


よ~くしゃぶってからの……


今年も1年お疲れさま!


染みる……! やはり「しゃぶ葉」は至高……!! しかし、一息つく間もなく次のミッションが訪れる。

「しゃぶ葉」にはソフトクリームやかき氷、ワッフルなど、子どもを惑わす罠が各地に点在しているが……


その最たる例が「わたあめ」だ。お祭りでしか見たことないような夢の機械に、子どもが反応しないワケがない。


結局、この日は合計3~4回は作らされた気がする。娘よ、パパは縁日のおじちゃんじゃないんだぞ。


・結論

そうこうしているうちに、ラストオーダー10分前のアナウンスが。何だかんだで十分満足はできたのだが、やはり「もう少しだけゆっくりしたかった」というのが正直なところである。

あの3時間という設定がいかに神であったかを、失って初めて痛感した次第だ。いや、むしろこう思った方がいいだろう。あれは「しゃぶ葉」の善意によって成立していた、奇跡のボーナスタイムだったのだと……。



ちなみに「しゃぶ葉」によると、2025年12月29日から2026年1月9日までは宴会コースを休止するとのこと。忘年会・新年会の予約を考えている人は十分注意してほしい。

それでは少し早いが、皆様よいお年を!

参考リンク:しゃぶ葉
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼時間は短くなっても、やはり「しゃぶ葉」は宴会コース一択!