
日本に住む以上、誰もが地震や豪雨、豪雪などの自然災害に遭う可能性がある。万が一被害にあっても、1週間ぐらいは自力で生きられるよう備えたいところだ。
そう考えるとキャンピングカーって魅力的。移動式の部屋、安全に眠れるスペース、停電中でも使えるバッテリー……まさに動くシェルター。でも、日常の足としては使いにくいんだよなぁ。
そんなことを思っていたら、日常使いしやすさと快適さを両立できる夢のような軽キャンピングカーを発見しちゃいました!
・軽バンタイプのキャンピングカー
この日訪れたのは、2025年12月5~7日にインテックス大阪で開催されていた『ジャパンモビリティショー関西2025』。
『給電くんα』と名付けられたその車は、一見するとどこにでもある普通の軽ワンボックスバン。
しかし、車内を見ると……
すごいっ! めっちゃ広いフルフラットスペースがある!!
その広さは縦198cm×幅126cm。大人二人が寝られるし、一人ならゴロゴロ寝返りだって自由自在。
実際に筆者自身も寝転ばせてもらったのだが、超快適でビックリ! さすがに自宅のベッドとまではいかないけれど、これまで見た軽自動車の中では間違いなくトップクラスの広さと快適さだった。
だが、筆者が驚いたのはここからだった。
多くの軽キャンピングカーでは、広い就寝スペースを確保するために普段使いのしやすさが犠牲になりがちだ。座席を取り外していたり、ベッドの組み立てに手間がかかったり……軽自動車という限られた空間で快適性と日常性を両立するのはとても難しい。
しかしこの給電くんαに関しては、マットを片付けるだけでOK。それも、後ほどご紹介するルーフスペースなどに放り込むだけなので簡単だ。
何においてもそうかもしれないが、準備や片付けの手間は 最初は気にならなくても使い続けるうちに確実に負担になる。乗用車兼キャンピングカーの場合、面倒くさくて出しっぱなしになって普段使いができなくなりがちだよね。
その点、給電くんαのフットワークの軽さは普段使いのしやすさと「ちょっと車内泊してみようかな」という気軽さを両立できる絶妙なバランスだと感じた。
・広々サイズなルーフスペース
さらに驚かされたのが、屋根の上に設けられたポップアップルーフ内のスペースだ。
天井の上に積まれたルーフをパカッと展開すると、縦185cm×横110cmの寝床が出現。
床には専用のボードを敷くのだが、実際に上がらせてもらったところ、まったく不安を感じない十分な強度があった。
ここも二人まで寝られるし、荷物置き場として使っても便利。子どもにとっては秘密基地みたいでワクワクするだろう。
なおボードを取り外せば、車の中で立ち上がることだってできる。
頭をぶつけにくくなるし、着替えにも便利。ルーフってすごい。一石二鳥のお役立ちスペースなんだね!
・家電も使える防災仕様
まだまだビックリは続いた。
便利そうではあるけど……そうは言っても軽自動車ってバッテリーが小さいし、キャンピングカーとは言いつつただ泊まれるだけ。電化製品だって使えないじゃん! なんて思っていたのだが、
給電くんαの場合は、55Aのサブバッテリーと2000Wのインバーターを搭載。(バッテリーとインバーターはオプションで変更も可能)
小型電子レンジで食事を温めることができるし、家庭用100V電源から給電してホットプレートなどの家電も使用可能だ。
さらにサブバッテリーは走行中に充電できるだけでなく、ポップアップルーフ上の太陽光パネルからも充電できるというのだから驚きである。
痒い所に手が届いてる感じの機能が盛りだくさんだぜ!
──だが実際のところ、ここまで揃っていても車内泊は現実的でない。
なぜなら日本には四季があるから。今は快適でも、夏の猛暑で倒れてしまっては困るのだ。
そんな筆者の不安を解決してくれたアイテムが、こちら。
パワーウインドウに引っかけて使用する小型クーラーである。真夏の昼間はさすがに厳しいかもしれないが、夜間であれば十分実用的。正直、このクーラーだけでも買って自分の車に取り付けたいぐらいだ。
他にも脱着式テーブルや折り畳み式シンクなど、装備が充実。
仕事も料理もできて、居住空間も快適。マジでコレ……住めるな!?
・高額だけどアリかも!?
さて、ここまで聞いて気になるのは値段だ。今回見せてもらった給電くんαはオプションてんこ盛りで、快適さの代償としてお値段もなかなかだ。その額なんと、
338万9606円!
ぐぬぬ、確かに高額だ。でも……納得はできる。
ベース車はダイハツの商用車『アトレー ターボRS』で、普通に買っても176万円はする。
なんていったって、軽自動車が平気で200万円オーバーするこの時代。
4人が寝られて、サブバッテリーや太陽光パネル、各種家電や快適装備を搭載。普段は4人乗りの乗用車、週末はキャンピングカー、万が一の災害の際は避難所として、3つの役割をこなす車が約340万円と考えると……意外とアリなんじゃないかと思うのだ。
イメージとしては、備蓄食料のローリングストックに近いのかもしれない。普段から使い慣れておくことで、いざという時のストレスが軽減され、メンテナンスも行き届いて故障が少ない。
……うぅ~ん、なるほど。次回車を買い替える際は検討してみてもいいのかな? なんて思ったのでした。
参考リンク:オートワン公式
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼シンクは畳むとこんなにコンパクト。寝ている時に頭や足をぶつける心配もない
▼キャンピングカー仕様の時は、運転席と助手席を限界まで前にスライドする。助手席がフルフラットになる車両は、冷蔵庫を置くのに丁度いいそうだ
▼今回紹介した見積りには入っていないが、サンルーフを付けるオプションもある。テーブルと組み合わせれば、リモートワークも快適にできちゃう!
▼ダイハツだけでなく、スズキ車も対応可能。こちらは『エブリィ』がベース
高木はるか





















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