ライター業は、執筆中は基本的に座りっぱなし

私の場合、外取材に出かけることも多いので、現場を歩き回る日もあるが、リモート取材や原稿執筆が続くと、1日中ほぼ椅子の上で終わってしまう日も少なくない。

腰痛や運動不足が気になり、「運動しなきゃ!」と思うけど、正直めんどくさい……。

そこで気になったのがスタンディングデスク。

「立って仕事をすれば、自然に運動不足解消できるんじゃない?」と思ってAmazonを見ていたら、気になるアイテムを発見。

購入したのは山善(YAMAZEN)の折りたたみスタンディングデスク(3480円)。

果たして本当に使えるのか。

・包装がシンプルで良き

置き配指定していたその日は、関東に台風直撃だった。

玄関先で段ボールがベチョベチョになっているのでは……と心配していたが、実際に届いた商品は意外にもビニールだけのシンプル仕様。

包装が簡易でゴミの処分もラクなのは、個人的には好印象である。

とても軽くて、力のない私でも2階まで余裕で運べたし、組み立て不要で脚を広げるだけですぐ使えるのも◎。

ただ、途中でうっかり倒してしまい、表面に欠けが……。

これは完全に私のミスであり、製品のせいではありませんと念のため説明しておく。



・正直、もう少し高さがほしかった

サイズは幅50 × 奥行52cm、高さ90cm。

天板は傷や水分、熱に強い素材で、この価格にしてはかなりしっかりしている。

早速、身長157cmの私がPC作業をしてみたところ、ちょっと首が下向きになりがち。

立って作業するにはもう少し高さが欲しいが、足を大きく開けば、まぁ問題ないかなという気もする。

ちなみに、小学生の娘(身長約120cm)が、立って宿題をするとこんな感じ。

私より背が高い人には、仕事用としてはおすすめしない。


・リモート会議で使用してみる

さて、本題の仕事しながら運動ができるかという点だが、早速リモート会議で試してみる。

自分のターンじゃない時に画面オフであれば、スクワットをしていても問題ない。


ひげダンスもできる。


ひげダンス以外のダンスもできる。

むしろ、体を動かしながら会議することで、内容が頭にスッと入ってくるような気さえする。

ただし、ノリに乗って踊りすぎると完全に会議どころではなくなるので、その点だけは要注意だ。



・アウトドアでも大活躍

このデスク、ほかにも意外なところで大活躍した。

庭でバーベキューをしたときに、食材やお皿を置く台として使ったらめちゃくちゃ便利だったのだ。

軽いから持ち運びも簡単で、テラスでお茶をするときのサイドテーブルとしてもいい感じ。

仕事用だけじゃなく、家の中でも外でも使える汎用性があるのはありがたい。


総合的に、立って仕事をするという本来の目的は70点くらい。

でも、3480円でこのクオリティと活躍シーンの広さなら、買ってよかったと思う。

昇降式デスクを買うほどじゃないけど、ちょっと立ち作業を取り入れたい人や、サブテーブルを探している人にはめちゃくちゃおすすめ。


今度、テラスで仕事をしてみようかなぁと思いつつ、それじゃあまた座って作業になって、根本的な解決にはならないかも……。

と、ひとりツッコミを入れながら今日もひげダンスしながら、会議にのぞんでいる。

参考リンク:山善 スタンディングデスク
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.