セブンイレブンの新店舗がオープンすると、記念の福袋が販売されることがある……ということは以前から知っていた。当サイトで何度か紹介したことがあるからだ。

だから私がセブンイレブンでオープン記念福袋を発見したとき、特に衝撃はなかった。「例のアレか」ってくらいだったのだが、なんとなくお得そうなので買ってみることに。

ただ、そのときはわからなかった。開封と同時にダイソー祭りが始まることを。

今回私が購入した福袋は税込2000円過去には1000円のオープン記念福袋もあったから、価格設定は店舗によって異なるようだ。

さて、さっそく中身を見ていこう。なお、()内はセブンイレブンの単品購入価格になる。それではどうぞ〜


フェイスタオル 3枚組(492.80円)


ポリ袋 環境にやさしい半透明タイプ 45リットル40枚入り(500円)


旭化成 サランラップ20メートル(239.80円)


ダイソー フローリングウェットシート30枚(110円)


ダイソー 流せるトイレクリーナー 厚手タイプ 30枚(110円)


ダイソー フリーザーバッグ 冷凍用 Mサイズ 18枚(110円)


ダイソー 油よごれクリーナー 大判20枚(110円)


マスク フィッティ シルキータッチ 7枚入り(437.80円)


クリネックス ローションティッシュ 肌うるる 120組(203.50円)


食器用洗剤 キュキュット(223.30円)


……


……


……


ストイックすぎ〜〜〜〜!


というのが、中身を確認したときの第一印象であった。なんといっても、この福袋にはお菓子などのエンタメ系が一切入っていないのだから。

良く言えば実用的、悪く言えば華やかさに欠ける……といったところか。チャラチャラ度ゼロ。全員作業着を着て仕事モード。そんな感じの中身である。



そして何より、9品中4品がダイソー商品だったのも見逃せない。それはもうほぼダイソーの福袋ではないのか? セブンらしさはどこへ!?


さらに、お得度に関しても微妙なところである。たしかに、トータル2500円ほどのものが2000円で買えたのだから、元が取れる福袋ではある。しかしながら、そもそもタオルとかポリ袋はドラッグストア等に行けばもっと安く揃えられる。

「セブンオリジナルのポリ袋じゃなきゃダメだ!」という人は別だが、日用品を近所のスーパーやドラッグストアで買う人にとっては「お得」と言い難い中身なのではないか?


……と思う一方で、中身を見れば見るほど「これはこれでアリ」という気もしてくる。


そもそも、お菓子の1つでも入れておけばとりあえず福袋っぽい華やかは出るのだ。にもかかわらず、セブン側はそのような安易な手段を用いなかった

それより何より、「普通に生活していたら大体の人が使うもの」にこだわっている。言い換えれば、表面的なお祭り感よりも「ハズレにならない商品を詰めることにこだわった」とも言える。


また、季節も関係しているかもしれない。というのも、私がこの福袋を買ったのは2025年9月。まだ残暑が厳しく食べ物が悪くなりやすい時期というのを考慮し、さらに福袋自体が売れ残る可能性も考えて、フード系を入れなかったのかもしれない。

……そう考えれば、セブン側の「中身はコレでいこう」という判断はなかなか渋い。英断とさえ言えるかもしれない。



どちらにせよ、今回私が購入した福袋に対する評価は人によって大きく分かれるだろう。ただ言えるのは、実用性に関しては過去に紹介したセブンイレブンオープン記念福袋の中でピカイチだということ。

いや、当サイトが2025年に取り上げた300以上の福袋の中でもピカイチかもしれない。

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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