私(佐藤)はInstagram をやっているにも関わらず、ほかの人の投稿にほとんど興味がない。友人知人の投稿で近況確認したり、海外のポールダンサーの動画を練習の参考にする程度で、「有名インスタグラマー」とか言われても、あまりピンと来ないタイプである。

だが、最近おすすめで発見した外国人の投稿は大好きで、その方の更新だけは楽しみにしている。プエルトリコ在住の「Julio Janpierre」(ジュリオ・ジャンピエール)さんの投稿だけは、ついつい見てしまうのである。

フォロワー数147万人、世界的に有名なその彼が、なんと東京・新宿に来ていると判明! 2025年9月4日16時にゴジラヘッドの前に来るというので、会いに行ってみたら奇跡的なことが起きた!

・世界的に有名なジュリオさん

ジュリオさんは、雑誌の表紙やブランド広告、映画ポスターをオマージュした動画を投稿している。何気ない日常のワンシーンを切り取ったような写真を、雑誌風にアレンジするそのテクニックは秀逸で、思わずマネしたくなってしまう。カッコいいだけでなく、どことなく可愛らしくて面白いので、ついつい繰り返し見てしまうのである。


そんなジュリオさんの来日は、突然アナウンスされた。9月1日頃に来日を匂わせる内容を投稿し、その翌日にはすでに歌舞伎町で撮影した動画を投稿したのだ。

マジかよ、今歌舞伎町に来てるの!? すぐにでも会いに行ける距離じゃないか! しかしながら、彼にも都合がある。歌舞伎町といっても、道でバッタリ出会えるほど狭くはない。

そこで彼にダイレクトメッセージを送って、取材の相談を持ち掛けたのだが返事はなかった。そりゃそうだよね、140万人もフォロワーいたら、DM来まくるだろうから、気づかれることはないだろう。


・歌舞伎町に来る!

返事を期待しつつも1日が経過した段階で、彼は日本のファンに向けて「会いに来てください」と呼びかけたのだ。


行くしかねえ~! ってことで、その日の15時45分頃に歌舞伎町にやってきた。たしか昨日の動画はこの辺で撮影されたものだったと思うけど、どこにいるかな~。


改めて彼の投稿を確認したところ、つい先ほど、近くで撮影された動画が上がっていた。


赤いキャップを被っているらしい。それを探せば見つかるだろう。

おや? あれは赤いキャップでは?


間違いない! 撮影をサポートするスタッフみたいな人もいるから、この人で間違いない!


わ~~! ご本人だ!! は、は、はじめまして、ジュリオさん!


きっとテンパって上手く話せなくなると見越して、私は事前に翻訳アプリで伝えるべきことを記してきた。プエルトリカンの彼はスペイン語を話すと思うが、英語もわかってもらえると思い、次のような内容を伝えた。

「ジュリオさん、初めまして。私はロケットニュースというウェブメディアの記者です。あなたのことを、記事に書いても良いですか?」

すると、そのことは後で話そうみたいなニュアンスのことを仰ったので、とりあえず記念にツーショットを撮影させて頂くことになった。


わ~、一緒に写真撮れるなんて光栄だ。ポージングめちゃくちゃ上手いから、そのテクニックを伝授頂きたい!


カメラを向けられると、ジュリオさんはすかさずポーズを決める。おお、これがあのステキなポージングか。負けないぞ! と張り切ったものの、なんか私は顔つきが「輩」になっちゃうんだよなあ。ジュリオさんみたいにクールにならない……。


続いてやや下目のアングルから。ちなみに撮影は、GO羽鳥にお願いしている。


煽り気味のアングルになったところで、ジュリオさんは動く! さっとカメラを覗き込むポーズ。参考になります!

ということで、なんやかんやで数十枚もの写真撮影に応じて頂いた。


せっかく撮影させて頂いたこの写真を記事で使って良いかを尋ねようとしたところ、通訳の方がやってきて、「今、人がたくさんいらっしゃったので、30分待ってください」という。


私たちが撮影している間に、ジュリオさん目当ての人が次から次へと列を成し、結局100人くらい並んでいたのではないだろうか。こんな状況で、私だけが時間を頂くわけにいかないので、その場で待つとこした。

ジュリオさんは今回初来日で、日本のファンの熱量が高いことを知っている様子。1人ひとりにじっくり時間を使って、記念撮影し続けている。その接し方の丁寧さに、とても紳士的なものを感じた。こういう人が有名になるんだなあと思わずにはいられなかった。


さて、気が付けば30分を過ぎて、すでに1時間経過していた。このまま最後まで撮影に付き合ってもいいと思っていた頃に、ジュリオさんが「I’m sorry」と私のところへ。忘れられていたとしても仕方ないと思っていたが、ちゃんと覚えていてくれた。

それで日本語のわかるスタッフが「明日の朝(午前)なら時間があります。明日インタビューをお願いできませんか?」というのだ。

ウッソ! 記事に書きたいとはお伝えしたけど、取材できると思っていなかった。単独インタビューさせて頂けるの!? うれしい! そりゃゆっくりお話を聞かせて頂きたいですよ。ポージングのコツとか、どうして雑誌オマージュを始められたのか、とか。

ということで、突然来日したジュリオんさんに急きょインタビューできることになったので、ジュリオさんの深堀り記事はそちらでお伝えさせて頂こう。しばしお待ちあれ!


参考リンク:Instagram @juliojanpierre
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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▼ジュリオさんの雑誌オマージュ、ロケットならこんな感じかな?


▼羽鳥と2人でポージングしてみたけど、ジュリオさん抜きだと違うんだよなあ。何が違うんだろう……

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