ちょっと落ち着いて聞いて欲しい。さっき近所のローソンに寄ったら、店内で違和感のある看板を発見したんだ。1度は通り過ぎたものの、戻ってみるとそこには『冷しペヤング』の文字が。ちょっと待て、冷やし……ペヤングだと?

おいおいペヤング、そしてローソン。『冷しペヤング』ってフザけてんのか! というか普通に意味がわからねえわ!! 果たして『冷しペヤング』の正体とは? 震えながら購入してみることにした。

・関東地方での販売

ローソンの公式サイトによると『冷しペヤング』の正式な商品名は『激辛! 冷しペヤング』とのこと。価格は599円で、関東地方のローソンでのみ販売されている商品らしい。

激辛ということはペヤングの定番商品「ペヤング激辛やきそば」をモチーフにしていると思われるが、それにしても “冷し” とは一体? どんなに想像してみても正解が思い浮かばない。

ペヤングの冷しということは、冷めたペヤングなのか? それって普通にただ伸びただけのペヤングなのでは? お世辞にも「美味しそう」とは思えない。

……が、ペヤングならまだしも天下のローソン様がそんなトンチンカンな商品を発売するだろうか? これは実際に食べてみないとわからないヤツ……! というわけで、最寄りのローソンに急行した。

・生麺やん

で、なぜかなかなか売っていない『冷しペヤング』を求め彷徨いつつ、3軒目のローソンでようやく『激辛! 冷しペヤング』を発見。人気なのか、それとも入荷が極端に少ないのか? 私が店長なら『冷しペヤング』の発注はなかなか勇気がいる。


さて、実際の『冷しペヤング』は、冷し中華などと同じ生麺に肉・もやし・ベビースターみたいな麺をトッピングする仕様。ここまでペヤング感はゼロに近いが、ソースだけがペヤング激辛やきそばのソースのようだ。

やや拍子抜けしたものの、冷静に考えると「冷し麺 + ソース」の組み合わせも珍しい。というわけで、全てをよくよく混ぜてから食べてみると……


あ、意外とウマい……


からの


辛ァァァァアア!


忘れていたが本商品は『激辛! 冷しペヤング』である。獄激辛がヤバすぎて激辛くらいでは眼中になかったが、ちょっとビックリするほど辛い!! パッケージにあるように「辛さが苦手な人」は2口目さえも行けないかもしれない。


・悪くない

とはいえ「冷し麺 + ソース」の相性は悪くなかった。ジャンクな味わいであることは否めないが、ソースがキリッと立って意外とウマい。多めに入ったもやしのシャキシャキ感と、揚げ麺のサクサクもよいアクセントになっている。

まあこれを「冷しペヤング」と言われても「ああ、そうですか」と素直に納得できかねるところがあるが、ローソンの『激辛! 冷しペヤング』自体は悪くない冷し麺であった。ただし、メッチャ辛いことをお忘れなく。

なお、同じく販売中の「激辛ペヤングおにぎり(181円)」もなかなかの辛さだったので、召し上がる際はどうかご注意いただきたい。ペヤングに気を取られるな。どちらもかなりハードな辛さである。

参考リンク:ローソン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼おにぎりも結構辛い。