
時は2025年7月。我が国には、空前のジャークチキン時代が到来していた……! いや、さすがにそれは言い過ぎかもしれないが、ジャークチキンの流れは来ている気がする。
ジャークチキンはジャマイカ発祥のチキン料理。それを7月9日からセブンイレブンが、そして7月22日からは一部店舗限定で松屋が販売を開始しているのだ!
ジャマイカ政府による日本総ジャークチキン化計画とかが動いているのかもしれない。せっかくなので食べ比べてみることに。
・セブンと松屋
ということで、まずやってきたのはセブン。店舗によって扱いの有無があるため、見つけるのに苦労した。袋込みで432円。四角い容器の総菜群の一角にて発見。
数店舗巡回した私の所感だと、この四角い容器シリーズ用のエリアを広くとっている店舗でしか、取り扱ってない印象だった。
続いてやってきたのは松屋。松屋のジャークチキンは、店舗限定・期間限定メニューだ。全国で51店舗が対象。一覧は公式HPから確認できる。
値段は890円から。
オプションは、ライスの並と大盛だけだった。大盛は980円。今回は並を選択。
こうして両方をゲットし、持ち帰ってきたのがトップの写真だ。真上から見た時のサイズ感は似たようなもの。しかし松屋はセブンの倍の価格というのが、この時点での気になるポイント。
・チキン
まずは、チキンのチェックから始めよう。こちらがセブンのチキン。
重さは88グラム。
こちらが松屋のチキン。
重さは、172グラム。どちらもある程度取り除ける野菜を取り除いた状態だが、洗浄したわけではないので多少の誤差はある。まあその辺は皆もわかっているだろう。
見た感じだと、色は似たようなもの。香りは、セブンは普通にオールスパイス。松屋の方からは強いオニオンの存在感。チキンの上に大量にかけられたオニオンソース由来だろう。
あとは、セブンの方がなんだかドライだ。松屋は汁気があり、かつオイリーで、ヌラヌラしている。
何より注目すべきは、松屋はセブンの倍の価格だが、チキンの量がセブンの倍だった点だ。これは納得の価格差。
どちらもついてる野菜は、少なくとも見た目的には申し訳程度で、完全にチキンが主役。つまり、ここから先は完全にチキンの味付け勝負となってくる。
・全く違う
それでは食べてみよう。まずはセブンから。これは優しい味わい。香りからも漂っていたが、シンプルにオールスパイスで勝負している感。
見た目通りにドライな仕上がりで、皮の弾力が心地いい。よく風味が馴染んでおり、噛むと染み出してくる。
主力はオールスパイスとターメリックだと思うが、その他のスパイスもほど良く効いており、ドストレートに誰が食べても美味しく感じそうなゾーンを狙い撃ちしているように思う。
まあセブンの総菜って、いつも安定した攻め方で安定して美味いものな。セブンの総菜に関する不満は、量と容器の形状の方面でしか聞いたことが無い気がする。
ビジュアル的に申し訳程度に思った野菜も、案外悪くない仕事をしている。特にこの、ささやかではあるが、ブロック状のシンプルなジャガイモが好ましい。これがチキンの濃い味付けをホクっと緩和してくれてとても良いのだ。
次は松屋だ! 食べてみると……おぉ、セブンの3倍くらい味付けが濃いぞ!
これは、完全に大量のライスと共に食べさせる前提ではなかろうか。ゴリゴリの濃い味付けでとてもジャンクみがあり、これはこれで満足感がある。
チキンについては、恒例のごろチキのチキンと同じ規格のものだと思う。プリュンプリュンしており、オニオンソースのオニオンがジャキジャキで、食感も楽しい。
セブンでは素朴なポテトが舌を休ませてくれたが、松屋はポテト枠がチーズ付きポテサラなので、この辺の事情も異なる。優しく緩和ではなく、別の攻撃で気を逸らさせるみたいなアグレッシブ感がある。
フレーバー的にも、一番強いのはオニオンではなかろうか。セブンは素朴なジャークチキン。松屋は、完全に松屋スタイルの脳筋ジャークチキン。そういう印象だ……!
どちらも美味いが、味付けが違いすぎて同じ料理とは思えない。まあでも、カレーライスとかラーメンでも、味も形態も色々あるものな。ジャークチキンも色々あっていいのだろう。
シンプルにまとめると、ゴリゴリにジャンクでバチバチにスパイシーなチキンを大量のライスと共に腹に詰め込むパワー系がいいなら松屋。酒のつまみや、無難なご飯のおかずなど、幅広いシーンにスルッと適応できそうな万能のセブンという感じ。
参考リンク:松屋・ジャークチキン対象店舗、セブンイレブン
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
江川資具









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