
「ダルバート行脚」を謳いつつ、ここ最近はJR大久保駅&新大久保駅周辺のネパール料理店ばかり取り上げてしまっている当連載。
しかし、それも致し方がないというか大目に見ていただきたい。本当にネパール料理店が雨後の筍の如く “増殖” しているのだから。
・元日オープンのクラブ系ネパール料理店
今回足を運んだのは2025年1月1日というハレの日にオープンした「チトワンライノ(CHITWAN RHINO)」。大久保駅南口から徒歩3分という好立地店だ。
地下に降りていくと見えてくるのがストリートアート感を放つサイの看板。
ネパール東部には「チトワン国立公園」という自然公園があり、サイの保護区にもなっているほか、ユネスコの世界遺産にも登録されている。「ライノ」は英語でサイなので「チトワンのサイ」という店名のようだ。
同店が入る前は外国人向けのクラブとして営業していた店だといい、店内にはボブ・マーリーのイラストがデカデカと描かれている。
さらにチトワンライノのオープンにあたってネパール人アーティストのアートも新たに取り入れたという。
ちなみにチトワンライノのオーナーは過去に当連載で紹介した「チヤガル」の元オーナー。チヤガルを手放してより大箱のチトワンライノ開業に踏み切ったというやり手のビジネスマンだ。
チヤガルはオーナーが代わったものの「エベレストカジャガル(EVEREST KHAJA GHAR)」とリニューアルして変わらず営業中。
シェフも以前と同じなので、素朴で美味しいダルバートやお酒に合うネパール系ツマミを堪能できるのでエスニック好きには是非とも足を運んでもらいたい。
・ダルバートに酒のツマミも……豊富なラインナップ
今回は日本を代表するエスニック愛好家の方々とチトワンライノで酒宴を開催することに。
当然ながら「カーナセット(1290円)」という豪華なダルバートもあるし、
500円で本格カレーが食べられる「学生用カナセット」なんていう若者フレンドリーなメニューも提供している。
もちろんツマミやチャウミンという麺類など、ラインナップは豊富だ。
「飲むメニュー」ことドリンクメニューには「牛乳(350円)」というどストレートでありながら健康に配慮した一品もそろう。
まずは「生ビールBig(750円)」で喉を潤していく。過去に紹介した「Buki」のメガビールほど大きくはなかったが、同店の生ビールBigもしっかりヘビー。ビールを2杯以上飲む人はこちらを頼んだ方がいいだろう。
お通しはポップコーンと野菜のピクルス(アチャール)。ネパールのカラオケボックスに行ったらこういうお通しが出てくるのかな。
まず注文したのは「ブトンセット(990円)」と「スクティセット(1100円)」。
それぞれポン菓子のような米、アチャール、ミックスビーンズ、キュウリとニンジンのスライスが乗っているが、ブトンセットには「ブトン=マトンのモツ」が、スクティセットには「スクティ=マトン乾燥肉の炒め物」が添えられている。
ある程度の人数がいる “ネパール飲み” では是非ともこういったメニューや「カジャセット」と言われるお酒に合う料理が1皿で堪能できるメニューをオススメしたい。
・スパイス感じる肉料理にネパール風カレーコロッケ
次いで供されたのは「マトンBBQ(790円)」。スパイスに漬け込んだマトンにじっくりと火を通した一品で、表面にもしっかりとスパイスをまとっていて噛みしめると思わず笑顔になってしまう。赤いソースは結構辛いのでちょっとずつディップした方が良さそうだ。
「ダックチョイラ(890円)」はタンドリーチキン感がありながら、鶏肉とは異なる噛み応えで野趣あふれる味わい。
店名を冠した「チトワンスペシャルジャガパコラ(690円)」はスパイスを練り込んだジャガイモに衣をつけて油で揚げた “ネパール風カレーコロッケ”。断面からもスパイスたっぷりなことがわかってもらえるのではないか。
中にはチーズも入っていて満足感も高いリッチな味わい。1人で来たらこれだけでお腹いっぱいになること請け合いだが、日本のファストフード店で出してもらいたいぐらい美味しいし若者にもウケると思う。
・「圧力鍋モモ」は大盛り上がり必至
そして同店のシグネチャーメニューとも言えるのが “圧力鍋モモ” こと「クッカーモモ(1290円)」だ。
「Buki」でもそうだったが、大久保界隈の新しいネパール料理店では現地の若者の間でトレンドになっている “映えるモモ” を積極的に提供することが当たり前になりつつある。
スパイシーで熱々なスープに浸かったジューシーなモモと柔らかく煮込まれたヤギの喉肉を頬張る。美味しくないわけがないだろう。
エスニック好きの間では同店の「ドーナツと紅茶(660円)」というふかふかのドーナツとチャイのセットも好評。
筆者も一口いただいたが、ふんわりとしたほのかに甘いパン生地のようなドーナツをチャイに浸して食べると何とも幸せな気分になれたぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 チトワンライノ(CHITWAN RHINO)
住所 東京都新宿区百人町1-22-24 B1F
営業時間 11:00~23:00
定休日 基本的に年中無休
執筆:ダルバート研究家・田中ケッチャム
Photo:RocketNews24
▼この日はお店の関係者が出産間近ということで親族や友人が集まってのパーティーや撮影会を開催していた。こういうイベント事に同席できるのも嬉しかったりする。
田中ケッチャム






















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