おーーーい! 全国7500万人の「あさりうどん」大好きっ子のみんな聞いてくれーーーー!! なんと丸亀製麺が『はまぐりうどん』を販売してッゾーーーーー! ほぼあさりうどんキターーーー!!

丸亀の春の風物詩であり “最強メニュー” の超姉妹商品が存在していたなんて……最高かよ! ところがどっこい、私は『はまぐりうどん』を認識した数分後にブチギレることになったのである──。

・最強メニュー

言わずと知れた丸亀製麺の大ボスにして単なる神、それが「あさりうどん」である。美味しいメニューがズラリと並ぶ丸亀製麺だが「1番美味しいうどん」があさりうどんであることは議論の余地がない。

欠点があるとすれば、あさりうどんは春限定メニューということ。絶滅するんじゃないかと心配になるほど、どっさり入ったあさりは最高の一言! 仮に丸亀が宇宙人に「1番美味しいメニューをくれ」と言われたら、あさりうどんを出すに違いない。

・絶対にウマい

そんなあさりうどんを連想せざるを得ないのが『はまぐりうどん』である。そもそもが二枚貝の「あさり」と「はまぐり」は、年子の兄弟のようなもの。貝のエキスが出まくっていることは間違いないだろう。

なんなら一般的には はまぐりの方が高級なため「あさりうどん超え」の可能性も低くないのではなかろうか? これはダッシュ案件……! さっきご飯を食べたばかりだが、今すぐ行くしかないヤツや!! ところが……。

どうやら『はまぐりうどん』は店舗限定販売のご様子。丸亀製麺はちょいちょい店舗限定販売をするので、それ自体はいい。ただ問題なのは……


ホームページに載ってねえェェェエエエエ!!


丸亀製麵の公式サイトには『はまぐりうどん』の “は” の字すら記載されていないではないか。そんなことないだろと掘れども掘れども『はまぐりうどん』の文字はない。

「うどん弁当」や「うどーなつ」のページはあるのになぜ……? いや「ここのうどんは生きている」じゃねえわ! のんきかよ!! 店舗限定でもいいからせめて販売店舗を公開せんかい!

ならばと、試しに都内にある最寄りの丸亀製麵を覗いてみたものの、当然のように取扱いはナシ。丸亀め……新手のおあずけプレイかよ!! こうなったら自力で探したるわァァァアアアア!

・千葉県へ

というわけで、電車に飛び乗りやって来たのは千葉県市川市のJR本八幡駅。ここは私が生まれ育った街であるだけではなく「はまぐり = 千葉県」であることは、千葉県民なら誰もが知っている。

はまぐりうどんの取り扱いが無い千葉県の店舗などあっていいハズが無い。いや、あるに決まっている。小学5年生の頃にカツアゲされたデパート「パティオ」を背に、私は「シャポー本八幡店」へと急いだ。結果……



ありましたッッ!!!!!!


そりゃそう! 房総半島では信じられないくらいデカいはまぐりが売ってるもの!! 浜焼きではまぐりは欠かせない! むしろ千葉県民のために開発された説まである!! ワシの推理は正しかったんや!

で、はまぐりうどんのお値段は並が790円、大が950円、得が1110円となっている。ここまで来たなら……というワケで、今回は「得」をオーダーした。

やってきた『はまぐりうどん』は「はまぐり + わかめ」の構成があさりうどんと同じ。そこに「三つ葉 + ゆず」があしらわれているのが特徴的だ。

・やはりな

さっそく食べてみると……はいはいはい。やっぱり貝出汁が最高! あさりうどんと比較するとそこまでガツンとインパクトは無いものの、よく言えばお上品なお出汁がジワジワと細胞に染み込んでいく。

また、どっさり入ったあさりと比較するとやや具のボリュームには欠けるが、想定通り同じ系統の美味しいうどんであった。少なくとも春までの “あさりうどん欲” を満たせるメニューであることは間違いない。三つ葉もゆずもいい仕事しておる。

「自力で探し出すしかない」という難題はあるにせよ、結果的に『はまぐりうどん』がメチャメチャ美味しかったことは紛れもない事実。そろそろあさりうどんの禁断症状が出ている方は、ブチギレながら『はまぐりうどん』を探し続けてもいいかもしれない。

参考リンク:丸亀製麺
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.