中国&タイ&日本のコスメ福袋でフルメイクをして顔面国際交流会を開いたのは昨年のこと。赤リップの効いた気の強そうな女が爆誕し、圧倒されながらもタイコスメのレベルが高いことに驚いたものだ。
聞けば年中気温が高いタイでは汗・湿度に強いコスメが多く、しかもプチプラでお土産にも人気らしい。
気になる! いろんなタイのブランドを試してみたい!! ってなワケで、今年はタイコスメオンリーでフルメイクをしてみたぞ~っ!
・タイコスメの福袋
今回購入したのは、中国やタイをはじめとしたアジアンコスメを取り扱うショップ『シトラスマーケット』の福袋。
7~10アイテム、1万円相当のタイコスメが入って税込5000円の詰め合わせを購入した。
ほぼフルメイクできるアイテムが入っているそうで、袋を開封するとズラッと並ぶパッケージに心が躍る。どんなコスメが入っているのかな~?
まずはゲットした全アイテムをご紹介しよう。
・シーチャン トランスルーセントパウダー
・キャシードール スキンフィットヌードマットパウダーパクト
・ソーグラム タッチアップリキッドファンデーション
・キャシードール リップアンドチーク ヌードマットティント
・ソーグラム ブラーホイップドリップティント
・ベイビーブライト フェイスシャインブラッシャー
・キャシードール シャインブライト眉マスカラ
・ソーグラム プチポケットアイシャドウパレット
今回の商品では個別にわからなかったのだが、タイコスメにはヴィ―ガン処方&クルエルティフリー(動物実験をしていないこと)のものが多いらしい。そしてハーブや薬草の仕入れ値が安いことから、肌に優しいコスメが多いのだとか。
想像以上の美容大国っぷりに使う前から期待が高まってきた。いざ、フルメイクへと進め~っ!
・タイコスメでフルメイクしてみた
タイのトレンドとして『スワイメイク』というものがあるのだそう。「スワイ」とはタイ語で「可愛い・キレイ」という意味。
具体的には「セミマット肌・眉毛は自眉を活かして立ち上げる・アイシャドウはナチュラル・目は横幅を意識して・チークはヘルシーカラーで楕円形に・リップはセミマット」といった特徴を持っているんだって。
今回はスワイメイクを目指して頑張るぞ! ってことでスッピンからのスタートで~す!!
1:ベースメイク
今回はファンデーションが2つ入っていたため、半顔ずつ使ってみる。まずはタッチアップリキッドファンデーション。サラッとムラなく伸びて使いやすく肌負担も少ない。
もう片方はスキンフィットヌードマットパウダーパクト。
筆者がパウダーファンデを使い慣れないばかりに、ムラや厚塗り感が出てしまった。まだまだ練習が必要です……!
両方を並べるとこんな感じ。写真では伝わりにくいけど、リキッドの方がキレイに仕上がった気がする。
2:パウダー
サラッと筆でのせる。キレイなマット肌に仕上がってイイ感じ!
3:アイシャドウ
発色がよく濃いめの色が多かったため囲み目風のメイクに。派手過ぎるかと思ったけど、スワイメイクのお手本画像を見ると大体こんな感じの雰囲気だったからOK!
アイラインとマスカラは福袋に入っていなかったので、手持ちのアイテムを使用。横幅を意識して、目尻にながめのラインを引いたよ。
4:眉毛
アイブロウは入っていなかったため、手持ちのアイテムを使用。眉マスカラは毛並みを立ち上げるように使用。小さめのブラシが地肌につきにくくて使いやすい!
5:チーク
それほど発色はしないけど、ラメのおかげでふっくらツヤツヤな仕上がりに。若々しく見えてイイかも!
6:リップ
リップは2つ入っていたため、まずはリップアンドチーク ヌードマットティントから。
派手過ぎないヌーディな発色が使いやすく、大人っぽいメイクにピッタリ。
このまま髪の毛をフワッと巻けば、懐かしき2000年代前半の「ゆるふわ癒し系」「大人カワイイ女子」的な雰囲気になりそうだ。目力はありながらもフェミニンで柔らかいメイク、流行ったよね!
続いてブラーホイップドリップティントを使うと、一転して強気な雰囲気に。
今回福袋に入っていたセットにはちょっとミスマッチなカラーだけど、パーツメイクをもっと薄くして、リップが主役のメイクを作るのによさそうだ。
──うぅーん。フルメイクをしたらよくわかるが、想像していた通りタイのコスメは全体的にレベルが高い。今の日本では韓国コスメや中国コスメが流行っているが、ひょっとすると次はタイのブームが来るのかもしれない。
その日が来たら、皆さんも「スワイメイク」にレッツトライ! 新しい自分に出会えるかもしれないぞ!!
参考リンク:楽天市場「シトラスマーケット タイコスメお楽しみ福袋」
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼個別にスウォッチ。まずはシーチャン トランスルーセントパウダー。タイで一番人気のフェイスパウダー。何よりの特徴が皮脂ブロック機能。特にコロナ渦には、マスクにファンデーションが移らないと日本でもバズったのだそう!
▼キャシードール スキンフィットヌードマットパウダーパクト(カラー:02ライトベージュ)クリームファンデとパウダーを配合したハイブリッドファンデーション。毛穴や色ムラをカバーしてくれるそうだが、筆者自身がリキッド以外のファンデーションを使ったことがなかったため、使いこなすには時間がかかりそう。
▼ソーグラム タッチアップリキッドファンデーション(カラー:02フェアベージュ)マットタイプのリキッドファンデーション。粘度が低くツルッとした液で塗りやすい。あと、コンパクトだから旅行にも便利そうだね。
▼よく見ると真空ポンプボトルに入っており、劣化しにくい点も嬉しい。
▼キャシードール リップアンドチーク ヌードマットティント(カラー:03マルーンピンク)リップにもチークにも使える2wayタイプ。柔らかな発色で使いやすいのと、ティッシュオフしたあともしっかり色が残る点が優秀だ。
▼ソーグラム ブラーホイップドリップティント(カラー:05アールグレイディップ)昨年のアジアンコスメ福袋に入っていたのと同じ、真っ赤なマットリップ。日本で暮らしていると 毎月のように新商品が発売されるのを当たり前に感じていたが、海外ではベーシックなアイテムが長く愛されているのかもしれない。新しいコスメを買っては捨てている自分の生活を反省した瞬間だった。
▼ベイビーブライト フェイスシャインブラッシャー(カラー:04ベイビーピーチ)肌馴染みがよく、細かいラメで自然な立体感が生まれるツヤタイプのチーク。オレンジピンクっぽいカラーで、筆者の顔色にはピッタリだった。
▼キャシードール シャインブライト眉マスカラ(カラー:02ライトブラウン)こちらも、昨年のアジアンコスメ福袋に入っていたのと同じ眉マスカラ。25度の角度が付いた小さいブラシが使いやすく、気に入っていたので嬉しい。
▼ソーグラム プチポケットアイシャドウパレット(カラー:03トーキョーミッドタウン)マットカラー3色×ラメ1色がセットになったアイシャドウ。ちょっと濃いめの色に寄ってはいるが、発色がよく粉飛びも少ないため使いやすい。