備えあれば憂いなし。今年の8月、災害に備えて自宅用にポータブル電源を購入した。メーカーは信頼のAnker(アンカー)で、Amazonでの価格は3万円以下の2万9900円だった。
この機種の売りは、「100%満充電で保管しても劣化しにくい設計を採用」していること。つまり「いざという時に十分なバッテリー残量で使える」のだという。
ということで購入直後に100%満充電してから、ぴったり3ヶ月放置してみた。はたしてどのくらいのバッテリー残量が残っているのだろうか?
・長寿命10年、防災安全協会推奨の商品
私が購入したのは「Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)」なるモデル。長寿命10年で、防災安全協会推奨とのこと。
商品ページによると、「一般的なポータブル電源は60〜80%での保管を推奨」しているのに対し、この機種は「100%満充電で長期保管可能」らしい。
さすがに3ヶ月も経って100%を維持しているとは思わないが、どのくらいのバッテリー残量が残っているのかというと……
92%!
他のポータブル電源と比べたわけではないので何とも言えないが、3ヶ月放置で8%しか消費してないというのは優秀な気もする。
そもそも災害に備えたポータブル電源というものは放置しがち。こまめに充電を繰り返さなくても良いというのは非常にありがたい。
・USB Type-Cでも本体への充電が可能
ちなみにポータブル電源への充電はACアダプタでも行えるが、USBのType-Cにも対応している。せっかくなので充電しておこうと接続したら、
29分で100%満充電になった。
なおこちらの機種、ACコンセントは2つ搭載で、USB-Aは2つ、USB-Cは1つ、あとはシガーソケット出力が備わっている。
バッテリー容量は256Whで、iPhone13なら約18回ぶんの満充電。ノートPCなら約4回。扇風機なら約5時間は稼働できる仕様。
重量わずか3.7Kgの小型軽量モデルだが、しがない独り身なのでこのくらいの容量で十分かなと思っている。備えあれば憂いなし。
参考リンク:Amazon、楽天市場
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
▼停電時に役立つ大型ライトも搭載。高さ50cmからコンクリート床への落下テストもクリアしているという。