ミキプルーンといえば、中井貴一さんである。中井貴一さんといえば、当編集部のYoshioである。
ところで皆さんにお尋ねしたい。ミキプルーンを買ったことがあるあろうか? 私(佐藤)はない。普段から頻繁にテレビCMをしていて、商品のことをよく知っているはずなのに、現物を見たことがないだけでなく、買ったこともない。
そこで、思い切って人生で初めてミキプルーンを買いに行ってみたところ、そこで驚くべき商品を発見したのだ。それは「ミキプルーン佃煮セット」(税込899円)である! ミキプルーンと佃煮の接点が全然見えない。これってどういうこと!?
・ミキプルーンのポップアップストア
ミキプルーンと佃煮の関係をひも解く前に、中井貴一さんとYoshioの関係に触れておく必要があるだろう。
当編集部のYoshioは、かねてから中井さんに似ているとの疑惑があった。そこであひるねこが南青山のオシャレ美容室に連れていって、彼の髪型を中井さんに近づけてもらうように頼んだところ、カットなしで10分のスタリングですべてが完了してしまったのだ。
これがいわゆる世にいう「南青山の歓喜」である。これで2人の関係について理解頂いたと思う。早速本題に入ろう。
ミキプルーンの販売を行う「三基商事株式会社」は2024年10月23日~11月5日まで松屋銀座でポップアップストアを出店している。店頭でミキプルーンを買える貴重なチャンス到来!
ちなみにミキプルーンは電話での注文が基本らしく、店頭での販売はかなり珍しい。どこででも気軽に買えないことが、私のように実物を見たことも買ったこともないという人が多い理由だろう。
そんなわけで松屋銀座を訪ねた。
会場となっている地下2階の「ライブキッチン」に行ってみると、たしかにブースがある。「ミキプルーン特別販売会」、ここで購入できるわけだな。ついに出会ったぞ、ミキプルーンに。
そこで佃煮セットを目にした私は、迷わず購入を決断した。だが、コレは単体ではなんの意味もない。ミキプルーンとセットで購入してこそ、本当に意味あるものになる。ってことで、ミキプルーンも1瓶(税込2160円)買った。
これが実物のミキプルーンか。テレビCMでYoshioが手に持っていた……、いや中井貴一さんが手に持っていたものと同じだ。ちょっとうれしいな。
やっぱ手に持ったら自撮りしたいよね。
「ミキプルーン。ミキ。オンリー・フロム・ジャパン」
Yoshioごっこはこの辺にしておいて……。で、問題の佃煮セットがコレです。
なぜコレが佃煮セットなのかというと、作り方を見ると、材料をボウルにあけて、ミキプルーンと合わせると佃煮になるということらしい。あればミキプルーン酢も加えると良いのだとか。
購入するときに、スタッフの方が「酢はお好みで」と言っていたので、ミキプルーン酢は買わなかった。
それにしても、それだけで佃煮が出来るなんて、にわかには信じがたい。だって、佃 “煮” って言うくらいだから、煮ないとダメなんじゃないの? 水もお湯も要らない。混ぜるだけでOKって万能過ぎない?
とにかく作ってみよう。中身はいりこ(25g)×2、佃煮昆布(10g)×2、かつお削りぶし(10g)×2、ゴマ(10g)×2。
ボウルにそれぞれ1袋ずつ開けます。
そしてミキプルーン登場。大さじ2杯を……。
材料の上に投下!
あとはよく混ぜ合わせるだけ……、なんだけどこれに意外と苦戦する。というのは、乾物はほぼ水分ゼロなので、水気をよく吸う。一方のミキプルーンは粘り気が強くて水気が少ないので、それぞれの性質は水と油。思うように馴染まないのだ。
だが、地道にゆっくり混ぜ合わせていったら、次第に馴染んできた。
結構佃煮っぽくなったかも。佃煮は本来、砂糖・醤油・みりん・水飴などで材料をじっくり煮詰めて作るものだ。ミキプルーンの粘り気が、それに近い雰囲気を感じさせている。
で、実際に食べてみると、佃煮っぽくはあるけど、佃煮とは言い難いかなあ。調味料らしいものが入っていないので、味が薄く、ところどころ馴染んでいない。ふりかけっぽくはあるかも。白ご飯に乗せて食べると美味しそうである。ってことで、「佃煮風」と捉えるのが良いかも。
なお、この商品は公式サイトにも載っていなかったので、どうしても欲しい方はポップアップストアに行くか、ミキプルーンに問い合わせて頂きたい。とにかくミキプルーンが佃煮セットを販売するとは、それだけで十分な驚きだ。