その癒されるシステムと登場する猫のかわいさで一世を風靡したゲーム、「ねこあつめ」。

グッズ化や書籍化もされており、ゲームをプレイしたことがなくても作中に登場する猫たちを見かけたことがある方もいるのではないだろうか。

そんな「ねこあつめ」が、先日ついに新作である「ねこあつめ2(にゃー)」をリリースしたという。

昔プレイしていたゲームがどんな進化を遂げているんだろう、とワクワクしながらインストールしてみたところ……まさかの部分に癒された。


・猫を集めよう

本題に入る前に、本作を知らない方のために「ねこあつめ」がどんなゲームなのかをご紹介しておこう。


プレイヤーはゲーム内通貨である「にぼし」を使うことで、ボールや座布団などのアイテムを購入できる。


そのアイテムとごはんを「にわさき」に置いてしばらく待つと、様々な種類の猫たちが遊びにきてくれる。

あとは猫たちが自由気ままにアイテムを使って遊んでいるのを眺めたり、写真を撮ったりして癒される……そんなゲームだ。


ゲーム性を重視する方には、もしかしたら「これはゲームなのか?」と疑問を持つ方もいるかもしれない。

だけど、これがなぜかクセになってやめられないんだよなぁ……

アプリを開く度にどんな猫が来ているかワクワクするし、あとは単純にゆるいタッチで描かれた猫たちがかわいい。

この一連の流れは前作からまったく変わっていないようだ。今のところ変わった部分は見当たらないな、と思いながらプレイを進めていると……


突然こんな表示が出てきた。

これは初めて見たぞ……! どうやら猫たちがたくさんアイテムを使ったことで、アイテムがボロボロになってしまったようだ。リアル。


ボロボロになったアイテムは、にぼしを使えば修理できるそう。さっそく修理してみると……


──あれ? 色変わってない?

さっきまでは間違いなく白かったビニール袋が、茶色に変わっている。調べてみたところ、どうやら修理をすることで見た目が変化するアイテムもあるようだ。

確かに前作ではアイテムの見た目がずっと同じだったから、ゲームを続けていくうちにだんだん新鮮味が薄れてしまっていたんだよな。やり込み具合も分かる面白いアップデートだな~!


・新機能

しばらくプレイしていると、メニュー画面に何やら見慣れない項目があることに気が付いた。なになに、「おでかけ」……?


どうやら、こちらもねこあつめ2で追加された新機能らしい。

説明文によると、にぼしで購入できる「きっぷ」を使うことで、ネット上に公開されている他の人のにわさきを訪れることができるようだ。


他の人のにわさきの探し方は主に2つある。

まず1つめは、X(旧Twitter)で「#ねこあつめ2にわさき紹介」と検索する方法。

このハッシュタグが付いたポストのリンクをタップすると、ねこあつめ2が起動して他の人のにわさきに行けるようになる。

2つめは、ねこあつめ2の公式が運営しているにわさき紹介のアカウントを見ること。

このアカウントでは先ほどご紹介したハッシュタグの付いているポストがリポストされていて、ホームを見るだけで簡単に にわさきを探すことができるぞ。


筆者もさっそく気になった にわさきにお邪魔してみた。自分の所では見かけない猫がいたりアイテムがあったりして、収集欲が刺激される……!

なお、もちろん自分のにわさきも他の人に公開することができる。猫と触れ合いながら作り上げた自慢のにわさきを、いろんな人に見てもらおう。


・どこを見てもほっこりできる

最近のスマホゲームは、アップデートや新作リリースのタイミングで「別のゲームかな?」と思うレベルの変化を遂げるものも多い。

そのため、正直「『2』とナンバリングされている割には前作との変化がそれほどないな?」と思ったけれど……


こののんびり具合も、なんだか猫らしいというか。

もしもこれが別物のゲームになっていたら、自分が飼っている猫がまったく別の模様になって帰ってきたくらいの違和感があると思う。君はそのままでいてくれ。

アップデートの内容を見てテンションが上がることはあったけど、癒されたのは初めてだ。まさかこんな所でも癒されることになるとは。

ねこあつめは今作でも、たくさんの人を和ませてくれるんだろうな……心からそう思える2作目だった。

参考リンク:ねこあつめ2公式サイト
執筆:うどん粉
ScreenShot:ねこあつめ2(iOS)、Hit-Point Co., Ltd.

▼なぜか柴犬が登場することも。これも前作にはなかった要素だ

▼修理した袋。しばらく経って違和感に気づき、拡大して見てみたら……

▼また破かれていた