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たかがTシャツ、されどTシャツ。どんな人でも、“お気に入りTシャツ” の1枚や2枚は持っているはず。そんな「オキニTシャツ」を、ロケットニュース24編集部員たちが自慢気に紹介するのが、『俺のTシャツ』である。

音楽バンド & プロレスのTシャツ率が妙に高いこのコーナーだが、今回は “ネコTシャツ” をご紹介しよう! しかもそんじょそこらの「ネコT」じゃない。猫と人間にとって忘れてはならない、大切なことを背中で語るTシャツ……その名も「のらねこ算Tシャツ」だ! ニャーーーー!!

・「のらねこ算」ってな〜に?

「のらねこ算Tシャツ」。可愛げでなんとも気になる名前を持つこのTシャツだが、はて「のらねこ算」とはなんぞや? その秘密は、Tシャツの背中に描かれている。

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どれどれ? と見てみると、ピラミッド状の形に並ぶ可愛いニャンコたち。トップの2匹の猫の下には、4匹の猫。下に行くにつれ、8匹、10匹……と猫の数が徐々に増えていくのだが、そう、これぞ「のらねこ算」。“2匹の猫から、こんなにもたくさんの猫が増えますよ” ということを可愛いイラストで分かりやすく教えてくれるのだ。

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・ノラ猫の生活は思った以上に過酷!

え? 猫が増えてもいいじゃない、ノラ猫がいる情景って穏やで素敵……と思ってしまうが、それはあくまでも人間側の都合。

ノラ猫の平均寿命は2〜3年と言われているほど、その生活は過酷。病気、飢え、暑さ寒さ、心無い虐待……。しかも “殺処分される猫の6割が子猫” だという統計情報もあるという。うーん、ノラ猫が増えすぎると、猫嫌いの人が困るのは言わずもがな、猫好きの人だって心苦しいことになりそうだ。

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・ノラ猫を増やさないためにはどうすればイイの?

なら、ノラ猫を増やさないように「餌やり」を止めればいいんじゃないの? という声が聞こえてきそうだが、それはチョット無責任すぎるのではないだろうか? なぜならノラ猫を増やしたのは人間なのだ。

ならどうするの? この答えに対して、「のらねこ算Tシャツ」を販売する新宿区で地域猫活動をする団体42825さんは、以下のように回答している。

「Tシャツの背中のメッセージ、“エサをやる→ふえる→こまる” の部分。これは、決して餌やりを否定しているのではありません。私たちが1番伝えたいのは、“だから” の部分です。だから、避妊・去勢 そして、見守りましょうということを伝えたいのです。」

「また、“なにそのTシャツ?”、“実はね、ノラ猫ものんびり日向ぼっこしてるだけじゃなくて、いろいろ大変なんだよ……” このTシャツから、そんな会話が生まれたらいいなと思っています」

こんなふうにして、猫嫌い、猫好き、猫無関心の人々が対立するのではなく、少しでもノラ猫のことを知ってもらいたいという気持ちが、このTシャツには込められているようだ!

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・「お背中、貸して下さい!」というメッセージ

筆者がこのTシャツを購入したときに、「エサを与える “だけ” ではダメなんだよ……ということを伝えるために、お背中貸して下さいませ」なんていう、素敵なメッセージも添えられていたぞ。

背中なんていくらでもお貸ししますよ! これから寒くなる季節。コートやジャケットなどを羽織ってしまうので、背中で愛を語りづらいシーズンだが、それでも下に長袖Tを着て屋内でジャケットを脱げば、まだまだイケルはず!!

今回紹介したのは、サンドカーキのガールズMサイズ。1着2500円、他の素敵な色とサイズも用意されているので、興味のある人はチェックしてみてね!

参照元:42825環境省
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24.

▼前はシンプルな無地!
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▼でも後ろは……「のらねこ算」!!
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▼猫が好きなら、のら猫のことも考えたいね
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▼右肩にもプリントがあるよ!
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