人間の体の半分以上は水である。つまり、人間の体重の半分以上は水なのである。


昔よりも格闘技が流行っている昨今。「水抜き」という言葉を聞いたことある人もいるだろう。


これは読んで字の如し「体から水分を抜く」ことを意味し、減量前の格闘家がよくやる手法。


様々な方法があるが、基本的には「汗を出す」ことにより、計量に備えて体重を軽くするのである。


そんな計量とも戦う格闘家たち御用達のサウナスーツ(汗かき用トレーニングウエア)を今回は紹介しよう。


・プロも愛する信頼の減量着「ミズノ32ME9125」

メーカーは、あの「ミズノ(MIZUNO)」で、Amazonに売られている商品名は


[ミズノ] トレーニングウェア ウィンドブレーカーシャツ(汗出シ) スタンダード 32ME9125


[ミズノ] トレーニングウェア ウィンドブレーカーパンツ(汗出シ) スタンダード 32MF9125


この2点(上下)である。どちらにも「32ME9125」という型番があるので、ここからは「32ME9125」と呼ぶことにする。


私もアマチュアながらキックボクサーの端くれなので、減量が必要な試合にも出たことがあるし、様々なサウナスーツを買っては試してきた。


しかし、もっとも効果があったのは、上記の「ミズノ32ME9125」だったのである。



かなり前からこのサウナスーツを着ていたのは、私の通っているキックボクシングジムのトレーナーでもあり、現役プロ選手の松永隆(りゅう)選手


彼は体重コントロールの名人でもあり、試合後、好き勝手たらふく食べてパンッパンに太ったかと思えば、たった1日で7kgも落としてしまったりもする怪人。


試合前の「マジ減量」、そして試合後の「むくみ解消」、いずれにしても彼が減量の際に必ず着ているのが「ミズノ32ME9125」だった。


キックの練習前、まずはジョギングしたりエアロバイクで汗を流すわけだが、もう彼の足元は湖(みずうみ)なのかというくらいに汗が出ている。


こりゃ痩せるわけだ……(ポカ〜ン)


羨ましくなった私は、さっそく同じ「ミズノ32ME9125」をAmazonでポチってジョギングしたりしてみたところ……やはり汗の出る量が半端ない!


間違いなく今まで使ってきた安物のサウナスーツとは “モノが違う” という具合で、本当に汗が出まくるのである。なんでもっと早い段階で買わなかったんだオレのバカ……!


おそらくだけど、前面にジッパー的なものが付いていない、完全密封の「被るタイプ」なので、サウナ効果も抜群なのだと思われる。



たとえば今日。仕事前、私は軽く走ってきた。ゆっくりゆっくり、1時間未満だが、10kmほどジョギングした。


自分としてはゆっくりペースなので、特に辛いことは何もない。しかし、やはり「ミズノ32ME9125」を着ながら走ると……


この汗であり、


腕の裾からは常に汗が飛び散るほどで、


10km走り終えた後、体重を量ると……


軽くマイナス2.2kg〜。


シンプルに考えれば、2.2リットルの汗(水)が出たというわけである。その後に飲んだアクエリアスの美味しいこと、美味しいこと……。



・洗い方

ちなみに、こういったサウナスーツは、基本的に洗濯機で洗ってはならない。水を通さない素材なため、脱水の時に張り付いたりして、最悪、遠心力によって洗濯機が壊れたりもする。


また、洗濯機で洗うと、せっかくの密封(防水)性能がある裏地も削れて弱まっていくので、あくまで手洗いというか、「シャワーで流して、陰干し」が基本となる。


私はジョギング後、そのままシャワー室に入って「ミズノ32ME9125」を脱いで、シャワーで洗って、風呂場に干す。半日もすれば余裕で乾くぞ。


ちなみに上記の松永隆は、まさに本日、後楽園ホールで試合がある。がんばれ松っちゃん。勝ったらスイーツ食べ放題パーティーしよう。


そしてブクブクに太ったら、また「ミズノ32ME9125」を着て走ればいい。松ちゃんなら1日7kg落とすなんて余裕だろうから。がんばれよ〜!


参考リンク:Amazon「ミズノ32ME9125(上)」Amazon「ミズノ32ME9125(下)」新宿レフティージムRISE182
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24