先日グルメな友人から「激ウマなお店を紹介したい!」とのお誘いをいただき、東京都稲城市にある『キッチンハウス トトロ』という名の飲食店へ連れて行ってもらった。
このお店、友人の言うとおり本当に激ウマ! しかもメニューの数が超豊富! 頼んだ商品すべてが高クオリティーで感動していたのだが、その中でも『とあるラーメン』の破壊力が衝撃的で……ブッ飛ぶくらいの体験をしてしまった。
・名物 麦とろ定食
お店の中はアットホームな雰囲気で居心地がよい空間が広がっている。
ご自慢のメニューは「各種 麦とろ定食」とのこと。魅力的なメニューが多すぎてかなり迷ったのだが、ベタに生姜焼きを注文してみることにした。
・並外れた実力
こちらが『麦とろ定食 生姜焼き(税込930円)』。
分厚くて大きな豚肩ロースは、絶対に間違いのない美しいビジュアル。香りも最高にイイッ!
さっそく、ホカホカの麦飯にお肉をかぶせてイッキにかき込む……はい優勝。
ちょっぴり刺激的な甘辛ジンジャーソース & 濃厚な豚肉の旨味……これは麦飯との相性がよすぎて怖い。食べる手が止まらなくなるほど美味いなぁ。
で、忘れちゃいけない! 名物の『とろろ』。
コイツも最高に美味いぞ……。優しい出汁の味わいが堪らない。生姜焼きとの組み合わせが抜群すぎて、なんだか日本に生まれてよかったと心から感じてしまった。
友人が注文した『紙カツ』もシェアしながら食べたのだが、こちらも驚くほど激ウマ。
とりあえず注文した2品で「キッチンハウス トトロ」の並外れた実力を感じることができた。まだまだお腹に余裕があるので、他のメニューも注文してみよう。
・危険で面白そうな雰囲気
店内を見回してみると、お酒に合いそうな一品料理を発見。ちょっとした居酒屋並みに品数が豊富だ。
んでんで、ラーメン専用のメニュー表も発見。こちらも信じられないくらい種類が豊富。
驚くことに裏面までビッシリ! その数なんと41種類!
店員さんによると、ラーメンも定食と同等に人気とのことなので頼んでみることにした。とにかく種類が多いので、何にするか悩んでいたところ……
『緑色のラーメン』を発見!
これは正直、危険で面白そうな雰囲気がプンプン漂っている。さっそく注文してみよう。
・ブッ飛びそうになる
こちらが緑色のラーメン『抹茶クリームの塩(税込850円)』だ。実物は写真よりも、さらに緑色に輝いている。
商品の説明によると「マスカルポーネと抹茶で塩味に」とのこと。
いやいや待て!
冷静に考えて「マスカルポーネ」&「抹茶」といえば『抹茶ティラミス』を作るときの組み合わせだろうがッ!
コレは正直いって食べるのが怖いなぁ……。とりあえずスープからいただいてみよう。
……
……
美味ぁ……。
……
……
マスカルポーネの濃厚でクリーミーな味わいが信じられないくらい塩ラーメンと調和している。鼻から抜ける抹茶の芳醇なコクも旨味を加速させていて凄い。すべてが天文学的に合致している感じ。
なんというか「ラーメン」と「クリームパスタ」の美味しい部分が合体したかのような新感覚の料理だ。今まで味わったことがないような、衝撃的な美味さが押し寄せてきてブッ飛びそうになってしまった。
いやぁ~。それにしても、麦とろ定食にラーメンと頼んだ商品のすべてが美味くて大満足であった。
しかもだ! これだけの量を食べたのにも関わらずお会計は『3000円弱』と超リーズナブル。控え目にいって……最高すぎるだろ!
・変幻自在な名店
帰り際に、なぜこんなにもメニューの数が豊富なのかマスターにお話を伺ってみたところ
「適当に作っていたら、メニューが増えすぎちゃって……もぅ何屋か分かんなくなっちゃったよ(笑)」
とのこと。
マスターはこのように話しているが提供される商品はどれもが一級品。なので、麦とろ目当てに「定食店」として利用するのも良し。一風変わった「ラーメン店」として訪れるのも良し。はたまた「居酒屋」としてお酒を楽しむのも良いだろう!
稲城市の『キッチンハウス トトロ』は訪れる人により様々な楽しみ方ができる、変幻自在で最高な名店と呼ぶに相応しい飲食店であった。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 キッチンハウス トトロ
住所 東京都稲城市平尾2-9-7
時間 月・水・木 11:00〜14:30、18:00〜22:30 / 金・土 11:00〜14:30、18:00〜23:30(入店時間は20:55まで)
休日 火・日
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24
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