先日、京都駅に立ち寄った時のこと。たまたま入ったお店に、何やら見慣れない商品が置かれているのを発見した。

その名も「うまみの実」。ポップな缶に入っているのは、なんと昆布玉に茶葉の粉を合わせた不思議なおやつだそうだ。

ざ、斬新な組み合わせ……! どんな味なのか気になったので、購入して食べてみたところ……今まであった京都土産とは一味違うおやつだった。


・うまみの実

今回筆者が「うまみの実」を購入したのは、京都駅の新幹線中央口を出てすぐ左にある「ぶぶる」というお店。ポップな黄色が目を引くため、すぐに見つけられるはずだ。

ちなみにこの「ぶぶる」は、京都の有名なお茶メーカー「祇園辻利」が2023年10月に生み出した新ブランドらしい。

なるほど。だからいろんな茶葉とか、お茶を使ったオシャレなドリンクが販売されていたんだな。


そしてこちらが「うまみの実」。価格は税込799円だった。


缶の蓋を開けてみると……うおお、濃厚なお茶の香りが!! 

充満していた濃厚な茶葉の香りが一気に放出されて、顔を近づけなくてもお茶のいい香りを感じることができた。

缶の中には紙でできた仕切りがついていて、うまみの実を少しずつ取り出せるようになっている。便利。



中身をお皿に出してみるとこんな感じ。

玉露の粉がまんべんなくまぶされているのがよく分かる綺麗な緑色だ。缶の中からあれだけ濃厚なお茶の香りがするのも納得である。

指先に乗るくらいの小さな粒を手にとって、さっそく口に入れてみると……


あ、思ってたよりしょっぱい!

いちばん近いのは塩昆布の味かな。ただ、深みのある出汁の味とお茶の風味が相まって、普通の塩昆布とはまた違った味わいになっている。


1粒がかなり小さいのに、出汁とお茶の味を存分に味わうことができた。しょっぱすぎず、かといって物足りなくもない、そのまま食べるのにちょうどいい味だったな。

見た目の可愛らしさからクッキーのような軽めの食感を想像していたのだが、昆布というだけあって想像以上に密度が高く、噛み応えがあって驚いた。


主に昆布とお茶でできているため、1缶を全部食べてもたったの50kcalにしかならないのも嬉しい。

納豆1パックよりも低いってマジ……!?  これは小腹が空いた時にも気兼ねなく食べることができそう!



・新感覚おやつだった

京都土産のお茶を使ったおやつというと「京ばあむ」や「茶の菓」など、甘いものが多いイメージだったので「うまみの実」の振り切れた出汁の味は新鮮だった。

京都らしい味をしっかり堪能できる上、缶のデザインも可愛いのでお土産として渡しても喜ばれるんじゃないかな。

新しい形で京都の味を楽しめる新感覚のおやつ「うまみの実」。皆さんも京都を訪れた際に是非試してみてはいかがだろうか。

参考リンク:Instagram @buburu_giontsujiri(ぶぶる公式)、PR TIMES
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]