回転寿司なのにうどんが激ウマなくら寿司。ウマイのはつゆで、出汁は煮干しや鰹で取っているため、広い視野で見れば筋が通っているのだが、それにしても四大回転寿司の中で1番ウマイ。なんなら出汁だけ注文できたりすることは以前の記事でお伝えした通り。
もはやうどん屋並のこだわりぶり。と、そう感じていたところ、店舗限定で「釜玉明太バターうどん」が食べられることを発見したためお伝えしたい。
・幻のメニュー
現在、くら寿司の全店舗で釜玉明太うどんが販売されていることはご存知だろうか。フェアメニューではなく、レギュラーメニューで加わっているため、気づいていない人も多いかもしれない。
この釜玉明太うどんもぜひ食べてほしいくらいウマイのだが、実は、数年前には釜玉明太バターうどんが登場したこともあった。これがマジでウマかった記憶がある。
だが、現在のメニューに釜玉明太バターうどんの姿はない。あのスペシャルさをもう1度味わいたい。なんとかしてバターを手に入れられないか?
・実は
先日、くら寿司渋谷駅前店でそう考えていたところ、ちょうど良いメニューにぶち当たった。その名も「お出汁あさりバター(460円)」。
店舗限定のこのメニュー。出汁あさりにバターが乗ったシンプルなもので、これだけでもつまみとしてイケる。ビールと一緒に頼んだら、それだけで優勝できるゴールデンコンビと言えるだろう。しかし……
私は釜玉明太うどんと一緒に頼む!
そして、バターを釜玉明太うどんにパイルダーオン!!
これにて釜玉明太バターうどんが爆誕。店舗限定ではあるものの、釜玉うどんに明太子とバターの豊潤さが溶けだすあのゴージャスな味をくら寿司でもう1度味わうことができるぞ。いや、むしろこの釜玉明太バターうどんは、かつての釜玉明太バターうどんよりも良い。
・シン・釜玉明太バターうどん
なぜなら、あさり出汁で味変できるから。くら寿司の出汁にこだわりを感じることは前述したが、お出汁あさりバターの出汁も例外ではない。
あさりの味がビンビン感じられる出汁をちょい足しすることでまた味の質が変わる。あさり出汁でつゆを作ると、深みが増して普通のくらのうどんとは違う味になるのだ。なんならあさりを入れたっていい。これぞ、シン・釜玉明太バターうどん。
・コスパが良い理由
くら寿司に行くと、ついついやってしまうこの裏メニュー。釜玉明太うどんは渋谷駅前店の価格で430円なので安くはないのだが、私がついついやってしまう理由は総合的に見るとコスパが良いからだ。
釜玉明太うどんは量がしっかりあるし、お出汁あさりバターもあさりがいっぱいである。そのため、結構お腹にたまって、結果として寿司だけで満腹になった時の合計額より安く済むのだ。
もはや寿司も食えるうどん屋と化していたくら寿司。その上で、こんな裏メニューがあるなんてますますうどん屋化が止まらない。今日もうどんを食べにくら寿司に行こうと思う。ではでは。
執筆:回転寿司マニア・中澤星児
Photo:Rocketnews24.