皆さんはご存知だろうか? 公衆電話からドコモ回線のスマホにメッセージを送れることを。当サイトでも中澤星児が検証済みなので、「そんなの知ってる」と言われそうだが、それを検証したのは、2019年10月のことだ。
あれから5年を経て、はたしてそのサービスは健在か? それにも増して気になるのは、廉価料金プランの「ahamo(アハモ)」にもメッセージをを送れるのだろうか? 気になったのでたしかめてみた!
・公衆電話からメッセージ
2019年10月、中澤は私(佐藤)にメッセージを送っている。20年近く同一番号のドコモ回線を使っている私に、編集部の最寄の公衆電話からメッセ―ジの送信を試みたのだ。
そうしたところ、公衆電話を意味する「PublicPhone」から「オハヨウゴザイマス ナカザワ」とカタカナのメッセ―ジが届いた。迷惑メッセージかな? と思った私は、それを即座に削除したわけだが……。
送信手順は中澤が当時紹介していた内容に、そのままならうことにする。
◆ 公衆電話からのメール送信手順
1.公衆電話から「090-310-1655」にダイヤル
2.電話が繋がったら送信相手の電話番号を入力
3.「メッセージを入力してください」と言われたら最初に「*2*2」を入力
4.ポケベル打ちでメッセージを入力
5.メッセージを入れ終えたら「##」を入力
6.電話を切る
2019年10月当時で、このサービスはドコモにしか対応していなかった。ソフトバンクもauも以前は公衆電話からのメッセージが可能だったそうだが、現在は使用できない。ドコモも存続しているのだろうか?
編集部内でドコモを使っているのは私だけ。原田たかしとP.K.サンジュンはアハモを使っており、ちょうど会社に原田がいたので、原田に送信してみよう。アハモには送れるのか?
・実際に送信
テレホンカードを持っていないので、小銭でトライ。10円だと携帯電話への通話は15.5秒で切れるので、100円を投入しよう。
最初に「090-310-1655」にダイヤルする。
つながったので、送信先に当たる原田の電話番号を入れる。
「メッセージを入力してください」とアナウンスが流れたので、続けて「*2*2」と入力する。これは「ポケベル打ち」(2つの数字を使って、ひと文字を入力する方法)でフリーメッセージを入力のするためのコマンドだ。
「*4*4」と入れると、定型文を利用することが可能とのこと。今回はフリーメッセージで送ってみよう。
ポケベル打ちするの、久しぶりすぎて焦る。ドコモのサイトのフリーメッセージ番号一覧表を見ながら打つのは意外と難しいな。
スマホがなくて、みんながポケベルを持ってた時代、よくこんな面倒くさいことをしていたなと改めて思う。そう考えると、世の中便利になったね~……。なんて感慨に浸っている場合ではない。早く打たないと通話が切れるぞ、急げ!
最後に「##」で入力終了。「メッセージをお預かりしました」とアナウンスが流れた! これは送れたんじゃないの!?
ヨッシ、あとは編集部に戻って原田の端末を確認するだけだ。
・アハモには届くのか?
佐藤「お~い! 原田。メッセージ届いた~?」
原田「あ、はい」
原田によると、まずは画面上部に通知が表示されて……。
メッセージを開くと、私が中澤から受け取ったのと同じように「PublicPhone」から受信していた。
「オハヨウサトウ」とちゃんと届いてる~~!! あれから5年経っても、サービスは利用可能。アハモにもイケた!
佐藤「ヨッシ、原田、よくやった! おはよう!!」
原田「あ、はい。今日、機嫌いいっすね。何かあったんすか? ちょっと怖いんですけど……」
ということで、2024年9月現在、公衆電話からドコモ・アハモにメッセージを送れることを確認できた。また5年後に再度検証してみたいと思う。それまで、アディオース!