9月も中旬になってそろそろ秋の気配が……と言いたいところだが、どうやら今年はまだ夏を引っ張るらしい。残暑も残暑。なんなら今週いっぱいは猛暑の地域も多いようだ。

さて、こうも暑いと食べたくなるのがアイス。ついついアイスコーナーへ吸い寄せられてしまうが、白くまのようなキャラが描かれた韓国のアイスがスーパーに置いてあるのに気づいた。

・韓国のアイスの味は?

しかもお値段354円。結構いい値段するなぁ〜。ということで、逆に気になって買ってみた!


ソジュというメーカーのもので、商品名はコムピョ小麦雪アイスというらしい。ちなみにコムピョはググったら小麦粉ブランドだった。

形状から察するにジャイアントカプリコみたいな感じかな? とりあえず開けて中身を取り出してみると……

やはりそう。ただ、モナカ部分はしっとり柔らかく、個人的にはあまり経験したことないタイプのように感じた。このあたり小麦粉ブランドが関わっていることだし、味の方にも期待したい。


ガブリと食べてみると、チョコの甘さが攻めてきて次にバニラが口の中に広がった。そしてこのバニラがまた上品である。

加えて、それがしっとりとした柔らかさのモナカ部分とも合っているからついつい食べ進めてしまう。そんななか、「おっ」と思ったのがそこはかとなくチョコの甘さが続くところだった。

何しろ、アイスのどこを食べてもチョコの甘さを感じるのだ。一体どんな仕掛けがあるのだろう──と気になったので分解してみたところ……

モナカの内側にチョコが薄く塗られていた。末端にもチョコが詰まっていたし、チョコをずっと味わえるような仕組み……これはチョコに始まりチョコに終わるアイスとも言えるかもしれない。

中毒性があるというより万人受けするタイプで、全体的にフワッとしていて食べやすいのもよき。ネックはやっぱり値段か。100円台ならリピりたいところだったな……と思っていたら!!

・100円台のアイスもあった

同じソジュという会社が出しているローリングバーマンゴーという商品が181円だったので買ってみた。なんでも、韓国で長く愛されているアイスらしい。

中身はこんな感じ。なんだかクセが強そうな見た目だが、食べると見た目に反してフワッと柔らかい。口の中で溶けていくというか、とにかく食べやすいアイスである。

味の方もクセが強そうで実際にはなし。マンゴー、チョコ、そしてバニラのコンビネーションが実に美味しかったし、長く愛されているというのも納得だった。

海外のアイスというとクセがありそうなイメージを持ってしまうところであるが、以前お伝えしたハーゲンダッツより高い韓国アイス「ソウルウユ」といい韓国のものは食べやすい。値段がもう少し安ければ人気になりそうな気もする。

アイスを美味しく食べられる夏の終わりまでもうすぐ。韓国のアイスはあまり見かけないタイプだと思われるものの、どこかでアイス選びの参考にしていただけたら幸いだ。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼そこはかとなく「トラキチ君(九州のソウルアイス)」に似てる……!