マヨネーズの主な原材料は、卵と油と酢。そう思っていた時期が私にもありました。

もちろんそれも間違いではない。しかし、卵ではなく豆乳を材料にしてマヨネーズ風の調味料を作ることができるのだという。

豆乳で再現したマヨネーズ……いったいどんな味になるんだろうか。気になったので、実際に味わってみることにした。


・混ぜるだけで完成

今回参考にしたのは、「みんなのきょうの料理」というサイトに掲載されている「ノンオイル マヨネーズ風」というレシピ。

このサイトにはNHKで放送されている「きょうの料理」などで紹介された様々なレシピが掲載されており、見ているだけでもかなり参考になるぞ。

詳しい分量などはこちらに書かれているので、気になった方は是非覗いてみてほしい。


それではさっそく作っていこう。まずはボウルに豆乳を入れ、よく混ぜる。


そこに調味料を入れて味を調えたら……


完成!


……簡単すぎない???

調理にかかった時間は、しっかり計っていたわけではないけれどおそらく3分ほどだったと思う。過去に作ってきた様々なレシピの中でも最速だったかも。


完成したマヨネーズ風をじっくり観察してみると……おぉ、薄黄色の見た目も酸っぱい香りも本当にマヨネーズにそっくりだ!

あ、でも普通のマヨネーズと比べると、ちょっと水分が多いかな。マヨネーズというよりはノンオイルドレッシングに近いかも。


味を確認するため、まずは何もつけずにそのまま味わってみることにした。スプーンですくって口に入れてみると……


うおおお、想像以上にマヨネーズ!!


少しの酸っぱさも鼻に抜ける風味も、いつものマヨネーズにそっくりだった。材料は全然違うのに、ここまでマヨネーズに近い味が作れるんだ!

ただ、マヨネーズの魅力の1つである まろやかさはあまり感じられなかったかな。あのコク深さは、卵と油があったからこそ作れる味だったんだなぁ……。



・つけてみた

「マヨネーズ風」そのものの味は確認できた。それでは、いよいよ他の食べ物と組み合わせて味わってみよう。


今回はウィンナー、ゆで卵、サラダの3つの食べ物と組み合わせて相性を確認してみることにした。


──で、結論から言うと、いちばん相性が良かったのはサラダ。


他の2つはマヨネーズ風に粘性がほとんどなかったため、口に入れる前に流れ落ちてしまって味の変化があまり感じられなかった。


その点、サラダならマヨネーズ風が流れ落ちてしまっても下の層にある野菜がキャッチしてくれる。

お皿の底に溜まったマヨネーズ風は最下層の野菜を味付けしてくれ、最後までおいしく野菜を味わうことができた。

爽やかな酸味のドレッシングとして味わうのが、このマヨネーズ風のいちばん効率のいい食べ方なんじゃないかな。



・驚異の数字持ち

ちなみにレシピが掲載されているページの備考欄によると、このマヨネーズ風の大さじ1杯のカロリーは驚異の7kcal。市販のカロリーオフのドレッシングとほぼ同レベルの数字である。

え、このカロリーでマヨネーズに近い味を味わえるのはさすがに優秀すぎないか……? 材料が揃ったら、また作ってみよう。

誰でも簡単に作れる上、カロリーを気にすることなく食べられる「ノンオイル マヨネーズ風」。気になった方は是非挑戦してみてはいかがだろうか。

参考リンク:みんなのきょうの料理
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.