あなたは今年3月に東京で開催された「逆境回顧録 大カイジ展」を覚えているだろうか? 小耳に挟んだところによるとカイジ展は大盛況で、各種グッズも飛ぶように売れていたんだとか。お世辞抜きで楽しいイベントであった。

あれからおよそ半年。忘れていた頃にカイジ展で申し込みをした “アレ” がやって来たっ……! そう、カイジのドンジャラ『大人ドンジャラ 逆転闘牌カイジ』であるっ……!

・最高のイベントだった

冒頭でもお伝えした通り、カイジ展は大盛況のうちに幕を閉じたとあちこちから話を聞く。フォトスポットなども秀逸な完成度であったが、特にグッズの充実度は目を見張るものがあった。

中でも「キンキンに冷えてやがるジョッキ」は、ジョッキ界の歴史に残る逸品ではないだろうか? その他「ざわ……ざわ……靴下」など、思わず財布のヒモが緩むグッズのオンパレードであった。

・カイジ展にて受付け

さて、そのカイジ展で先行受付けしていたのが『大人ドンジャラ 逆転闘牌カイジ』。ご存じ、バンダイの「ドンジャラ」とカイジがコラボした、正真正銘のオフィシャルグッズである。

実はこの『大人ドンジャラ 逆転闘牌カイジ』を、ウキウキでカイジ展に出かけた義理の妹が購入していたと知ったのは、つい先日のこと。半年の時を経て、カイジのドンジャラが届いたというのだ。

よくも「7777円 + 送料」を払うよな……と思ったことはさておき、カイジのドンジャラは確かに楽しそう。というわけで『大人ドンジャラ 逆転闘牌カイジ』で遊んでみることにした。

・やってみたッ……!

で、基本的なルールは通常のドンジャラとさほど変わらず、使用するチップはもちろんペリカ。「帝愛グループセット」や「圧倒的 閃きっ……!!」などの役を揃えて上がるゲームとなっている。

ちなみに役満に相当する最高難易度の役は「まさに僥倖! 奇跡の逆転セット」で「沼」「じゃんけん」「チンチロ」を揃える必要が。その他の役も、力強いカイジ愛を感じずにはいられない。

で、実際にプレイしてみるとこれがなかなか難しい! 基本的に全てが字牌扱いのため、とにかくアンコ(3つ同じ絵柄)を作る必要がある。また「ポン」は無く「チー」に近い動きがあった。

それでも「オールマイティ牌(兵藤会長)」や、捨てると特殊な効果を発揮する牌などもあり、ゲーム自体は楽しい。カイジ好きたちが集まって遊ぶには、うってつけのゲームと言っていいだろう。

・身もフタもないッ……!

一方でカイジのドンジャラをプレイするにつれ、私の心にはある想いが芽生えていた。これを言ったら身もフタもないのだが……


麻雀がやりてえっ……!


似て非なる遊びなので比較すること自体ナンセンスなのだが、やはり麻雀とドンジャラではゲーム性に圧倒的な差がある。指先から伝わる牌の感触で、久しくやっていない麻雀欲が復活してきたのは意外であった。

とはいえ、カイジ好きな人なら思わずニヤリとすること間違いなしのカイジのドンジャラ。数量に達し次第販売終了の商品のため今からの購入は難しいが、運良く見つけたらカイジになり切ってゲームをお楽しみいただきたい。ロンッ……! ロォ~~~~~~ンッ……!!

参考リンク:PR TIMES
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.