私事だが、実は近々ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)へ遊びに行く予定だ。すでに電車の切符も入場券も押さえてある。

いや~、もうハロウィンも始まってるみたいだし楽しみだな~!! と思いながらウキウキでUSJの情報を検索していたところ……とんでもない情報を見つけてしまった。

なんと、JRが運営している「JRおでかけネット」というサイト往復の切符とUSJの入場券「スタジオ・パス」がセットになったお得な商品が販売されていたのである。


・やっちまったか……!?

……な、なんだって────!? そんなセットがあったなんて知らなかった……!! 普通に別々で買っちゃったよ~~~~!!


商品名は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン スーパーきっぷ」。

サイトの説明によると、このきっぷは中国・九州方面の7つの駅(岡山、福山、広島市内、徳山、新山口、小倉・博多)と北陸方面の7つの駅(越前たけふ、福井、芦原温泉、加賀温泉・小松、金沢、富山)を出発地として選択することができる。

JRの往復新幹線・特急列車の切符、USJの1日入場券である「1デイ・スタジオ・パス」、「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に必ず入場できる「エリア入場券」がセットになった商品のようだ。


同じ区間で値段を比較してみたところ、筆者がUSJに行く日は別々に購入した時より4220円も安かった。

なおスタジオ・パスの値段は日によって変動するため、別の日程の場合は差額に誤差があるかもしれない。

4000円があれば、遊園地価格でもそこそこいいお土産を買えるじゃないか……!!


しかも、ニンテンドー・ワールドへの入場が約束されているのも大きい。

ニンテンドー・ワールドは2024年9月13日現在、よほど人が少ない時以外は基本的に整理券がなければ入場できないようになっているそうだ。

整理券はパークへ入場した後にUSJの公式アプリを使うか、パーク内にある発券機を使うことでゲットできる。


……ただし、配布される枚数はあらかじめ決まっているため、要は早い者勝ちのチケット戦争に参戦しなければならない。

しかしスーパーきっぷに付いている入場券があれば、この戦争に参加することなくゆったりとニンテンドー・ワールドに入場できるのだ。


スーパーきっぷ以外にもニンテンドー・エリアの入場券をあらかじめ購入できる手段はある。

ただ、種類や日付によってはスタジオ・パスよりお高い額を払うことになるため、やっぱりスーパーきっぷの方がお得である。



・気になる点も

くっ、なんでお金を払うより先にこのきっぷの存在に気づかなかったんだ……!!

変更不可前提の早割で購入してしまったきっぷもあるため、今からきっぷを買い直すことはできない。

勉強代と思って諦めるか……と思った瞬間、気になる表示が目に留まった。


利用期間は、2024年4月1日から10月1日までの連続する2日間、とのこと。


……ん? 「連続する2日間」ってことは、最長で1泊2日の日程しか組めない……ってこと? 試しに購入画面で確認してみると……


やっぱりそうだ────!! 念のため別の日も入力してみたけれど、やはり帰りの日付は当日か翌日しか選べなかった。


また、行きの電車の降車駅・帰りの電車の乗車駅は「大阪」か「新大阪」からしか選べない。


つまり「せっかく関西に行ったんだから、ちょっと足を延ばして京都まで行って、そのまま京都駅から帰ろう!」といったプランは難しいということ。

京都駅まで行ってもいいけど、帰りの電車に乗るためにまた時間をかけて大阪まで戻らなければいけないことになる。

1泊2日の限られた時間の中でそのプランを決行するのは、ちょっともったいないような気がする。

スーパーきっぷを買う時は自由な日程を取るか、安さを取るかを天秤にかけて決めるのが良さそうだな。



・下調べって大事ですね

筆者は今回、USJで遊んだ後に京都にも立ち寄る予定だ。そのため、スーパーきっぷを使うことはできない。

少しお高くなってしまったけれど、別々で買ったことが今回の旅では最適解だったことが分かってほっとした。心置きなく関西を楽しんでこようと思います。

北陸と中国・九州方面の方で、USJだけを目指して関西に行く予定がある方はこの切符を買うのもアリだろう。

それにしても、調べればいろいろとお得な情報が出てくるものなんだなぁ……。

今回はたまたま利用条件と旅の日程が合わなかったからよかった(?)けれど、今後は入念に下調べをするのを忘れないようにしようと心に誓った。


ちなみにスーパーきっぷの発売日は、2024年の9月23日まで。

利用期間の7日前までしか購入できないそうなので、筆者と同じように近々USJに行こうと思っている方はお早めに購入することをおススメするぞ!

参考リンク:JRおでかけネット、PRTIMES[1] [2]
執筆・イラスト:うどん粉
Photo:PRTIMES、RocketNews24.
ScreenShot:「JRおでかけネット」内「e5489」