まだまだ晴れている日は暑く、夕方には真夏特有感のあるゲリラ豪雨が頻発する日々でいまいちそんな気はしないが、食品メーカー各社は早くも秋にシフトしつつあるもよう。
ミスドでも秋を感じさせる「さつまいもド」と「くりド」の販売が、8月28日から始まった。「さつまいもド」は6年目だが、「くりド」は今年から新登場。さっそく食べてみたぞ!
・ミスド
ミスド公式からのプレスリリースによると、6年目となる「さつまいもド」も使用している紅はるかと安納芋の配合率を調整し、生地の食感が変わっているらしい。具体的には「ねっとり食感が加わった」そう。
そして今年から新登場した「くりド」は、その名の通り栗フレーバー。形状も栗を模している。
・伝統のブリュレ
まずは「さつまいもド 香ばしブリュレ」。テイクアウトで194円。イートインで198円。
ドーナツ表面をキャラメリゼし、砂糖を振りかけた品だ。売っていた時は表面が白いシュガーで覆われていたのだが、大雨の中持ち帰ったせいか、湿気てパウダー感を喪失してしまったもよう。
表面がパリパリしており、甘くしっとりしたサツマイモ味の生地と合わさって、まるでスイートポテト風味のブリュレを食べているかのよう。革新的な美味さを持っている。
実はブリュレは2022年に初登場して以来、続投し続けている伝統のスタイル。2023年までは大学いもとスイートポテトが2019年から登場し続ける最古参だったが、今年は登場しなかった。
ブリュレも全く同じではないようで、2022年と2023年のブリュレが「蜜いもブリュレ」だったのに対し、2024年は「香ばしブリュレ」となっている。そう、今年は「さつまいもド」史上最大の変化があったのだ。
ちなみに価格は年々上昇しており、テイクアウト価格で比較すると22年のブリュレは172円。23年は183円で、24年は194円だ。
・蜜いも
「蜜いも」は名称こそ「とろり蜜いもみつ」に受け継がれているが、2023年までは生地にシロップを染みこませていたのに対し、今年は蜜いもソースでコーティングするスタイルになっている。変わらずキャラメリゼしているブリュレ系列よりも違いが大きいと私は考えている。
「とろり蜜いもみつ」はテイクアウトが172円、イートインが176円。見ての通り、けっこうたっぷりとソースがかけられている。瑞々しさは圧倒的だ。
「塩バタークリーム(テイクアウト194円、イートイン198円)」はビジュアル的にはかつてのスイートポテトを彷彿とさせるが、トップに乗っているのは塩バタークリーム。
クリームの上から芋けんぴがトッピングされており、2020年に登場した芋けんぴのDNAを継いでいると言えなくもない。
・栗
何もかもが新しいのは、今年初登場の「くりド」2種。どちらもテイクアウト237円、イートイン242円。
「エンゼル&和栗あん」は中心部に和栗入りあんが仕込まれており、その周囲をホイップクリームが埋めている。
「和栗ホイップ」は一見するとただのクリームが入っているだけだが、実はこのクリーム自体が和栗フレーバー。
どこを食べても和栗感が強いのは「和栗ホイップ」だったが、「エンゼル & 和栗あん」の和栗入りあんのこってり感も、これはこれで良いものだ。
ということで、6年目にしてかつてない規模の選手交代が行われている、ミスドの「さつまいもド」。これは外せないだろう。
参考リンク:ミスタードーナツ、PR TIMES[1] [2] [3] [4] [5]
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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