その日、私(まろ)は炎天下の中めちゃくちゃ走っていた。走らないと予約したヌン活に間に合わなかったのだ。さすがにこの暑さの中での全力疾走はガタがくる。

駅まで走ったことによる疲労。そして、いつまで経っても目的地にたどり着けないダンジョンのような新宿駅構内。

慣れない場所でヘロヘロになりながら水分とベンチを求めてさまよっていたところ、突如目の前に現れたのが「やおりんカフェ️新宿店」。偶然たどり着いたわけだが、今思えばあそこは新宿駅構内のオアシスだったのだ……!


・駅構内でりんご飴!? やおりんカフェ新宿駅店

東京にはちょこちょこ来るが、このカフェはおそらく初見。記憶が定かではないため聞いてみたところ、今年の6月末にオープンした出来たてホヤホヤのスポットみたい。

外観から見て取れるように、やおりんカフェは「りんご飴」が主力商品。新宿とはいえ、ここは駅構内。まさかこんなところで「りんご飴」と相見えることになるとはな。


店内に入ると、ずらっと並ぶフルーツ飴。熱中症寸前でとにかく水分を求めていたため、アイスティー(450円)と、口に運びやすい ぶどう飴(600円)をチョイス。実はりんごがあまり得意ではないんだよね。



……だなんて思ってたら、頼んでいないのに「りんご飴」が2切れも付いてきたぞ!?


なんと、やおりんカフェでは全てのドリンクに「ひとくちりんご飴」が付いてくるみたい。タダで付いてくるならそりゃあもちろん頂きます!

ここ最近のりんご飴ブームには一切乗れてなくて、1番最後にりんご飴を食べたのはそれこそ幼稚園児の時とか。その時からすでにあまり好きじゃないという印象を抱いていたから、これが約20年ぶりのりんご飴だ。


一口食べて即、今まで抱いていたりんご飴へのイメージが塗り替えられた。最近のりんご飴ってこんなに進化していたのか……!

飴はオマケ程度の薄さで、りんごが主役って感じ。しかもりんご自体がびっくりするほどおいしい。甘みと酸味のバランスが絶妙すぎる。

これは何かがおかしいと調べたところ、やおりんカフェの母体は長野の青果店だということが判明した。コンセプトは「八百屋が作るりんご飴店」とのことで、季節ごとに最高の状態のりんごを厳選使用しているらしい。そりゃりんご自体がうまいわけですわ。


ぶどう飴も、外はカリッと中はジューシーで甘さが身体に染み渡る……! りんご飴もぶどう飴もしっかり冷えているのが良い。屋台で買ったフルーツ飴との大きな違いはコレですね、冷たいって格段においしい。


・駅構内でフルーツ飴、アリです!

店内は30席程度とあまり広くないものの、座って糖分と水分を摂取したことで、ある程度体力を回復することができた。ケーキとかじゃなくて、水分たっぷりの冷たいフルーツ飴ってところが最高……!

新宿ダンジョンで途方に暮れていた私にとって、やおりんカフェは突如現れたオアシスのようなカフェであったな。最強のセーブポイントを見つけてしまったので、次新宿へ行ったときも絶対立ち寄ろうと思う。もう1回すんなりお店へたどり着けるかはちょっと不安だけど……。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 やおりんカフェ新宿駅店
住所 東京都新宿区新宿3丁目38番2号(JR新宿駅構内・中央東口アルプス広場)
時間 6:15〜22:00


参考リンク:PRTIMES
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.
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▼りんご飴に感動しすぎてテイクアウト(800円)しました。その後、静岡に戻ってりんご飴を2箇所で食べてみたけど、やおりんのりんご飴が1番好みだった!

▼りんごが苦手な理由は、シャクシャクとした歯ごたえがゾワッてなるからです。飴になるとその歯ごたえが薄れるので平気でした、味は好きなんだけどね。

▼こちらがドリンクメニュー。お店はJR新宿駅構内の中央東口アルプス広場にあります

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