格安宿が軒を連ねる東京・上野。サウナ・カプセルホテル・ホステルが建ち並んでいて観光や出張時に重宝する場所である。

今回筆者が宿泊する施設は上野エリアにある「サウナセンター」。老舗で人気のサウナ(カプセルホテル)らしく、サウナ好きにとっては有名な施設とのこと。

館内は一体どれくらい快適なのかチェックしていこうと思う。


・駅から徒歩30秒で到着

東京メトロ銀座線・上野駅の隣駅、稲荷町駅にやってきた。目的のサウナセンターは駅から目と鼻の先にある。


公式サイトでは「徒歩1分」と謳っているが、実際に秒数を計ってみたら30秒で着いて驚いた。

ちなみに、上野駅からも徒歩10分以内なので、アクセス至便である。


ロビーはピカピカにライトアップされていてインパクト大。昭和レトロな雰囲気が漂っていてステキ。

靴を脱いでシューズボックスに収納したらチェックイン。ちなみに館内スリッパはナシ。

予約は楽天トラベルを利用。価格は2段ベッドの上か下かで若干変わる。上段が「1泊3700円」、下段が「1泊3900円」。筆者は迷わず前者を選択

ハシゴの上り下りはチョイ大変だが、200円お得になるのならなんのその。なお、ここは男性専用の施設となっているので注意されたし。



・ロッカールームへ

受付後は宿泊者用のロッカールームに移動してお着替え。館内移動はエレベーター、もしくは階段を利用していく。


5階のロッカールームに到着。なかなか清潔感があってナイス。どうやら壁1枚を隔てた隣がカプセルルームになっている様子。

ありがたいことにウォーターサーバー付きである。寝る前などに冷たい水をサクッと飲めるのは嬉しいところ。


縦長ロッカーは奥行きもあっていいのだが、残念ながら幅がかなり狭い。リュックは中身を出してギュッと押し込めば収納できそう。ロッカー内には館内着やタオルが完備


上着はポケット付き。スマホがすっぽりと入るサイズで便利。


着替えが終わったら2階の大浴場へ行ってみる。



・快適な大浴場

広めの浴室にはジェットバス・水風呂が完備。2つとも丸い浴槽でメガネのように連なっている。

洗い場(シャワー)は10カ所以上もあって超便利。シャワーの水圧が意外と強くてビビった。

サウナ室はスチーム(低温)・ドライ(高温)の2種類。両方ともなかなかに熱くて体はすぐポカポカ。汗を流して今夜は早めに入浴終了。


大浴場の向かいは化粧室。アメニティの種類が豊富である。化粧水・整髪料・歯ブラシ・マウスウォッシュなど、あったらいいなと思うものが揃っていて嬉しい。


・休憩室&作業スペース

寝支度を整えたら3階の休憩室へ。高級感のあるリクライニングチェアがズラリと並んでいる。さらに自販機や漫画コーナーも完備。ここはかなり居心地がよさそう。


休憩室の向かいは食堂になっている。定食などをリーズナブルな価格で楽しめる様子。そして同じ空間には……


黙々と作業可能なカウンター席が備わっている。

各席に電源コンセントが付いているのでパソコン作業に打ってつけ。寝る前に仕事をしたかったから作業机があって助かった。 

共用テレビの音がちょっと騒がしいが、耳栓やイヤホンを装着すれば問題なし。



・カプセル内のレア設備

仕事を終えてカプセルルームにやってきた。こぢんまりとした空間に十数台のカプセルがギュギュッと並べられている。年季が入っていてシブい


予約した上段ベッドを覗いてみる。内部は結構狭め。パッと見た感じは一般的なカプセルベッドっぽい。

手すりが外側だけではなく内側にも付いているタイプでよかった。上り下りの際に転落する危険性がグッと減るから安心。


カプセル内はモコモコの掛け布団や枕、そして……


クーラーが完備! これはマジでありがたい。大抵どのカプセルホテルもベッドに換気扇は付いているが、ここのように冷房が備わっているところは意外と少ないのだ。

この時期カプセル内は暑苦しくなることも多く、なかなか寝付けないという事態に陥りやすい。そんなときにクーラーがあると本当に助かる。

風向きをグルグルと変えることができるのもポイントだ。実際めちゃくちゃ快適でよく眠れた。涼しくて寝心地が最高〜。


サウナ・お風呂も気持ちよかったし、機会があればまた訪れてみたいと思う。ごくたまに女性が入館できるレディースデーも実施している様子。

男性も女性も、興味のある方はぜひ1度利用してみてほしい。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称 サウナセンター稲荷町
住所 東京都台東区東上野6-2-8

参考リンク:楽天トラベル
執筆:古沢崇道
Photo:RocketNews24.