この記事を書いている頃、いよいよ日本列島は梅雨明けしそうな気配。ついに夏本番がやって来る──。太陽様、くれぐれも本気を出し過ぎぬよう切にお願い申し上げます。
とか言いつつも、本気を出しまくってしまうのが夏の太陽。そんな夏の太陽様に少しでも対抗すべく、短期集中連載でお届けしているのが『格安ハンディファン勝ち抜き戦』である。さあ、第3回戦の始まりDA!
・2000円そこそこ
ここ数年、明らかに日本の夏は暑くなっている。それに伴い様々な猛暑対策グッズが販売されているが、中でも街で「ハンディファン」を目にする機会が非常に多くなった。
価格も2000円そこそこと手が出しやすく、ただ風を起こすという原理はシンプルながらも効果抜群。1度使い始めると手放せなくなる人が多いことが、ハンディファンの有能さを物語っていると言えるだろう。
一方であまりにも種類が多く「結局どれを買えばいいの?」とお悩みの方も多いハズ。そこでお届けするのが短期集中企画『格安ハンディファン勝ち抜き戦』で、正真正銘のガチ企画となっている。
・ルール説明
ここでルールを説明しておくと、毎回2台のハンディファンを比較。優れた方は勝ち抜き形式で次のハンディファンと対戦する。これを繰り返し、8日後には最強の1台が決まる予定だ。また詳細な評価軸は以下の通りである。
・ 価格は2000円代まで
・ 風力の強さを最重視
・ 連続運転時間などはパッケージの記載に従う
・ 使い勝手の良さ等はオマケ程度の評価
・ 耐久性などは考慮しない(使い込まないとわからないため)
最大のポイントは風力の強さ。言い方を変えれば “瞬間最大風速” を最も重視する。なぜなら微風程度で暑さを凌げるほど、夏の太陽さまは甘くないからである。
・第2回戦
というわけで、第3回戦はここまで2連勝中のドン・キホーテ「ダブルブレードハンディファン(2178円)」と、ヨドバシカメラで購入した「PRISMATE 静音ハンディファン(2730円)」の対戦だ。両者のスペックは以下の通り。
ダブルブレードハンディファン
充電時間: 約4.5時間
連続運転時間: 約1時間~4時間
備考: 風力3段階調整、7色LED搭載
PRISMATE 静音ハンディファン
充電時間: 約4時間
連続運転時間: 約2.5時間~8時間
備考: 風力3段階調整、リズム風、静穏設計、折り畳み収納、アロマオイル対応
連勝中の「ダブルブレードハンディファン」は、風を集める「後ろの羽」と風を送り出す「前の羽」の2層構造が最大の特徴。パッケージに記載された「風力1.5倍」はあながち大げさではない。
一方の「PRISMATE 静音ハンディファン」は、商品名の通り “静音設計” が最大の特徴のもよう。また本シリーズでは初となる「アロマオイル対応」であるこことを考えると、ワンランク上のハンディファンと言えるかもしれない。というわけで……
第3回戦開始ッッ!
・3回戦の勝者は……
ここまで同様、サイズ的は「ダブルブレードハンディファン」の方が一回り小さい。そして風力はというと? それぞれ顔に当てて確かめてみた結果……
ドンキの勝ち!!
羽が大きいため、風が当たる面積は「PRISMATE 静音ハンディファン」の方が広かった。風力の強さもなかなかあるうえ、確かにモーター音は静か。やはり当初の印象通り、ワンランク上のハンディファンという感じだ。
ただし、局部的な風速は「ダブルブレードハンディファン」の方が強い。ちょっと不安になるくらいのモーター音はさておき、風速自体はズバ抜けている。連続運転時間が極端に短いのは、風力の強さの裏返しなのだろう。
というわけで、第3回戦もドン・キホーテ「ダブルブレードハンディファン」が勝利! 破竹の3連勝!! これまで対戦したハンディファンはどれも悪くなかったが、風力に限れば「ダブルブレードハンディファン」が突出している。
ちなみに、みなさんがオススメするハンディファンも絶賛募集中だ。推薦があれば、ぜひこちらのフォームからお送りいただきたい。8日後に最強の1台が決まる──。
参考リンク:ドン・キホーテ「ダブルブレードハンディファン」 、 楽天市場「PRISMATE 静音ハンディファン」
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.