2024年7月3日、20年ぶりに新紙幣が発行された。早い人はすでに両替して新しいお札を手にしているかもしれない。

実はその裏で、子ども向けのお札の玩具、いわゆる「こどもぎんこう券」もリニューアルしていた。100均ショップの「キャンドゥ」を訪ねてみると、本当にもう売ってた! 仕事早えええ! しかもムダにクオリティ高ええええええ!!

・新紙幣に対応

キャンドゥのオンラインショップを調べてみると、「こどもぎんこう new」という名前で新紙幣のモデルが販売している。価格は税込110円だ。


通販で購入してもよかったけど、送料が一律税込770円とあった。110円のものを買うのに770円をかけるのは惜しいので、西武新宿ペペ店にやってきた。新宿周辺ではここが1番デカいはずなので販売しているはず。


文具コーナーに行ってみると、ありました! 新紙幣のモデルはコレだな。昨日新紙幣発行で、すでに玩具化しているとは、仕事が早い。


こちらが実物、通販サイトの写真で見るよりもずっと小さい。まあオモチャだから、こんなもんかもな。



新紙幣バージョンを見る前に、並んで売ってた旧紙幣バージョンを見てみよう。両替していない私からすると、旧紙幣はいまだ現役。「旧」と呼ぶのにまだ抵抗があるなあ。


厚紙で作られたお札は、大小合わせて全部で24枚。それにプラスチック製の硬貨が8枚入っていた。


1万円・5千円・1000円、さらに2千円札まであってちょっとうれしい。久しく現物の2000円札を見てないものなあ。


片面印刷で裏側は無地。いかにもオモチャといった感じである。



・クオリティ高い!

新紙幣の方には、お札が9枚とプラスチック硬貨が6枚入っていた。


こちらは厚紙ではなくパルプ素材でできておりペラペラ。細部までしっかりデザインを再現している。さすがにホログラムはないけどね。


裏面にもしっかり印刷されている。旧紙幣のよりも再現度は高いぞ。


さらに驚くべきことに! 旧紙幣は全部同じサイズであったのに対して、新紙幣は金額に応じてサイズが異なっている! リアリティを追求しているその姿勢に感動してしまった! ここまでやるとは!?


仕事の早さとディテールの細かさに、製造メーカー「株式会社エイコー」の意地を感じたぞ。いずれにしても、これはオモチャである。新しいお札は銀行に行かなければ両替できないので、間違ってキャンドゥに行かないように。ほんじゃまた!

参考リンク:キャンドゥ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24