ぐいぐいと店舗拡大している資さんうどん。この調子で全国に広まってほしいところだが、近所にまだないという人にとって重宝するのがオンライン販売だ。

記者も定期的に活用しているが、このたび「肉ごぼ天うどん」が登場。九州のうどんと言えばやっぱ、ごぼ天やもんね。しかしあのサクッと感は冷凍でも健在なのだろうか。確かめるべく注文してみた。


・凍ったごぼ天をトースターで温める

ごぼ天の前に。商品に少々改革があったようで、届いたものは以前と様子が違っていた。まず大きく変わったのは出汁だ。これまではうどん一杯分の出汁が冷凍され固形で届いていたのだが、濃縮タイプになっていた。


固形のものも気に入っていたが、冷凍庫を圧迫しないという点では小さなビニール袋に入った濃縮出汁の方が使い勝手が良いだろう。

またドカッと、特にかまぼこなど全食分まとめてひと袋に入っていたものが、一食ずつの個包装になっていた。より一層、手軽に食べられるようになっていて、とても良いではないか。


さて、件(くだん)のごぼ天はどうだろうか。パッと見、九州ではおなじみの、あのごぼ天がそのまま冷凍されているようである。

添付の説明書によると、凍ったままのごぼ天をトースターで約5~7分温めるようにとある。あとはうどんを茹でるなどして、ごぼ天を乗せるだけだ。



・大げさじゃなく夢みたい

トースターから取り出したごぼ天は、ジュワジュワっと音がしていてまるで揚げたてのよう。冷凍をそのまま突っ込んで無事解凍されるかとやや心配していたが、何の問題もなさそうだ。


シナっとすることもなく、カラッと出来上がっている。熱々のうちに、これまた熱々のうどんの上に乗せる。今回注文したセット(肉ごぼ天うどん5人前、税込4990円)には肉も付いているので、とても豪華。


家でこんなに簡単に資さんの、しかも人気メニューを食べられるだなんて大げさでなく夢みたいだ。さっそくごぼ天にかじりつくと、思った以上にサックサク。


かんだ瞬間にとても良い音がした。衣もパリッとしていて、とても一度冷凍されていたとは思えない。これは商品化にあたり、かなり試行錯誤したのではないだろうか。



ごぼうの香りも高く、お店で食べるのと遜色(そんしょく)なし。濃縮タイプに変わった出汁もこれまでと変わらない美味しさで、やや濃い目の甘みある味わいに落ち着く。


相変わらずの柔らか麺もいくらでも食べられてしまいそうだし、これらすべてが組み合わさった『肉ごぼ天うどん』が最高でなくて何と言えよう。

これからオンラインで注文する際は、迷わず肉ごぼ天うどんを選択することになりそうだ。繰り返すがお店の味と変わらないので、資さんうどん好きはもちろん、まだ食べたことがない人にもオススメしたい。

参考リンク:資さんうどん 肉ごぼ天うどん
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.